5月19日、予約していたGoogleのPixel 3aが届きました。
生粋のiPhoneユーザーではあるんですが、最近は、Android機種のPixelを使うことが増えています。
Pixelには、iPhoneにはない魅力があるからなんですが、iPhoneにはiPhoneの良さがあり、結局、両方使っています。
Googleアカウントを統一して使えばそれほど問題はないように思うんですね。言い方を変えれば、Googleのサービスがこれまで以上に、プレゼンスを強めてきたということがあります。
Pixel 3aの発売によって、Androidに関心のあったiPhoneユーザーもAndroidデビューするチャンス到来かなと思いました。
このエントリーでは、発売されたばかりのGoogle Pixel 3aを半日ほど触ってみての感想・レビューを紹介したいと思います。
目次
開封の儀~インプレッション
開封の儀です。 Pixel 3a専用の段ボール箱に入って届きます。
開けてみましょう。
宛先ラベルの方から開けると反対でした。
出してみましょう。
箱の底に、Hi there.と書いてます。本来は、裏から開けて、Hi there.とメッセージがでるという趣向だったんでしょうね。
箱の大きさチェック
まず、箱の大きさですね。生粋のiPhoneユーザーからすると、箱の大きさもチェックの対象です。Pixel 3の箱から大きくなってないかですね。
左が3の箱で、右が3aの箱です。
3aは、3からボディが少し大きくなっているため、箱の大きさが少し大きくなっているのではないかと思いましたが、同じでした。箱のデザインは若干違います。
iPhoneの箱と比較してみましょう。
iPhoneは、ボディサイズが大きくなると、箱も微妙に大きくなっていくんですが、Pixel 3aは、箱の大きさを見事にそろえてきました。
開ける前から、ミドルの価格帯でありながら、本気でつくりこんできたプロダクトだということが分かります。
では、いい加減、中身を出してみましょう。
色は、パープルを選んだんですが、この色がまた、微妙なんですね。
限界レベルの色指定
どのぐらい微妙かというと、テキスタイル(織物) レベルの色指定をしてるんですね。
テキスタイルの色見本でチェックしましても、最も難しい部類の色味です。
Pixel 3は、ホワイトにしているんですが、これも普通は出せないレベルのグレーです。他色も、こだわりぬいた色味にしています。
色にこだわりがある場合は、実物の色味を見てから買った方がいいでしょうね。
ポリカーボということで、むき出しで使おうと思っていましたが、これを傷つけるのはもったいないので、実用する時は、ケース付きに決定です。
中身です。
左から、グーグルのステッカー、マニュアルとSIMトレーを開けるピン、3a本体とタイプCのUSBコード、電源プラグ、変換プラグです。
3にはイヤホンがついていましたが、3aにはついていません。3aには、3についていないイヤホンジャックがついていますので、マイイヤホンを使えばいいんですね。
気になっていた3との大きさの比較です。
3と3aの大きさ比較
左が3で、右が3ですが、大きさは、視覚的には、明らかに違いますが、持った感じや体感的には、ほぼ同じです。(写真の3は少し黄色味がかっていますが、実際は微妙にナチュラルによったホワイトに近いグレーです。)
レンズの数は違いますが、中央上寄りの指紋センサーや、矢印の部分を境に、握る部分のテクスチャを変えているのは同じです。
何が気になっていたかと言いますと、手に持った感じです。
3は、手に持った感じがいいんですが、3aでも同じフィーリングを実現しています。
簡単に言いますと、細かなディテールをつめていって、手にすいつくような感じになっています。
ケース付きで使うことにはなりますが、実際に、手に持った時に、好きかどうかが重要なポイントだと思います。
次に、Pixel 3aの実際を見ていきましょう。
Pixel 3aの実際
見るべきポイントはたくさんありますが、ポイントを絞って、画面サイズ、最新アンドロイドの操作性、評価の高いポートレートモードを見てみたいと思います。
まず、画面サイズです。
画面サイズの最適解
実際の画面の大きさの比較です。
左2つは、アイフォンの8とXです。右は、ピクセルの3と3aです。
その下に、カタログのインチ数です。
黄色い数字は、ミリ単位で測った画面の実測値です。ベゼルを抜いた部分です。
多少の誤差はありますので、単位は㎝にしています。Xは、最大寸法とノッチ部分を併記しています。
現在のネットブラウジングを考えますと、アイフォン6S、7、8の4.7インチが標準サイズではないかと思うんですが、マップを見たりしますと、横がもう少しあった方がいいかなということで、Xの62㎜がいい感じになります。
Pixel3も3aもそのいい感じの横幅となりました。
縦寸法は、SEのサイズではちょっと厳しいですが、12㎝以上あれば十分ではないかと思います。
Xがコンパクトで画面も大きいように見えますが、実際は重量もありますので、実際に持ってみて手にすいつくような感じがするのは、Pixelになります。
メカを持っている感じが好きな人はXの方が好みかもしれません。
ディスプレイの表現力は?
ディスプレイの表現力については、デフォルトでは、アイフォンXが柔らかく、ピクセル3がパキっとしているということはあるのですが、ピクセルの場合、モードを変えることができます。
デフォルトはアダプティブでパキっとしていますが、ナチュラルにすると柔らかくなり、アイフォンのディスプレイと似たイメージになります。
それでも、Pixel 3のディスプレイの方がPixel 3aより、はっきりしているということはあるんですが、モードを変えて明るさを調整したりすると、ほぼ同じイメージにできる感じですね。
Pixel 3ですと、デフォルトのアダプティブよりもナチュラルの方が自然ですが、3aのデフォルトは、アダプティブでもいい感じです。
マップが特にはっきり見えます。
個人的には、3aの方が好きですが、パキっとした表現を好む場合は、一度、3と3aを見比べるといいかもしれませんね。
次は、カメラです。
ポートレートモードが大好評
3aのカメラ性能は、すでに高評価ということで、チェックする必要もないと思うんですが、ポートレートモードが大好評ということで試してみたいと思います。
まず、アイフォンXで、撮影した写真です。
ありがちな写真ですが、光量が十分でない状況でも、確かによく撮れています。
この程度の暗さならば、Pixelとの差はつきにくいのでしょうか。
次は、Pixel 3aの通常モードで撮った写真です。
同じような感じですが、Pixel 3aの方が背景の細部まで映り込んでいるような感じがします。
そして、注目のポートレートモードです。
ショートラテにだけにピントがあい、背景がボケました。テーマを選べば、簡単にいい写真が撮れそうですね。
そして、このぼかしの程度は、調整することができます。
また、通常撮影モードからポートレートモードに変えますと、中望遠的なレンズに画角が変わります。 ぐっとよった感じで撮れますので臨場感ある写真となります。
その他のカメラの性能については、こちらの記事で、ポイントを紹介しています。
使用上の留意点としては、スマホなどの電子機器はあまり水に近づけない方がいいんですが、防水性については、Pixel 3の方が、3aよりは高いです。3aは、水は気をつけた方がよいかと思います。
最後は、OSのチェックです。実は、ここがキモだったりするんですね。
最新アンドロイドの操作性
アンドロイドの操作性は、抜群によくなっています。
Pixelは、Android 9 Pieなので、ホーム位置のバックボタン、ホームボタン、タスクボタンではなく、必要に応じてのバックボタン、ナビゲーションバーになります。
これは、数年前のAndroid 6の画面です。
画面の一番下に、バックボタン、ホームボタン、タスクボタンがあります。
アンドロイドは、タップで振動する設定がデフォルトなので、操作してると、けっこう楽しいということはあります。
Pixel 3aのホーム画面です。
かなりすっきりしました。
グーグルの検索窓があるのがポイントですね。アイフォンの場合、検索窓に行くのに、最低1アクション必要となります。
上方向にフリップしてみましょう。
最近使ったアプリが並んでいます。
そして、ナビゲーション位置に、バックボタンが出現しました。このボタンをタップしますと、前の画面に戻れます。
もう1回上にフリップしてみましょう。
アプリがたくさん隠れていました。必要なものを長押しして、ホーム画面に配置することができます。設定もここにあります。
配置後は、ホーム画面の右側等に収納されます。
アンドロイドのいいところは、ウェブサイトの個別ページをアイコンとして配置できることです。
Gメールのアプリアイコンと、ネットで話題のグーグルトラベルをアイコンにしました。ページの右上メニューからホーム画面に追加を選ぶと追加されます。
グーグルトリップのアプリはあるんですが、トラベルでより包括的なかたちになったという感じですね。
今度は、画面の上を見てみましょう。
画面の一番上を下方向にフリップします。
スマホの簡易設定メニューが出ます。
もう1回下にフリップしてみましょう。
画面の明るさや主要な設定状況が一覧で出ます。ちなみに、アイフォンのマナーモードは、アンドロイドのサイレントモードに近いイメージになります。
その他、基本的な操作は、直感的にできるようになっています。
こちらのページから購入できます。
Pixel 3a & Pixel 3a XL - 鮮やかに撮れるカメラ - Google Store
(6月からドコモでも、ホワイトとブラックの2色が販売されるようですが、多少お安くなっているようです。)
Pixel 3aにフィルムやケースをつけるべきか
最後に、Pixel 3aにフィルムやケースをつけて使うべきかのチェックです。
当初は、裸で使うことを想定していましたが、実物を見て考えなおしています。完成度の高さに傷をつけたくなくなりました。
まず、フィルムです。
フィルムをつけるべき理由
3と3aの表面の材質を確認してみましょう。
3のディスプレイの表面材は、Corning Gorilla Glass 5です。
3aのディスプレイの表面材については、公式ページには、特記がありません。3のゴリラ5と同等以下と考えた方がよいので、フィルムは貼っておいた方が安全だと思います。
裸で使っている人の様子を見て、傷がつかない感じであれば、外してもいいような感じかと思います。
すでに、3a用のものが出始めています。
ガラスのオフセットタイプです。画面より少し小さく(オフセット)して、エッジを割れにくくしています。
透明なタイプです。
ブルーライトのタイプです。
Google Pixel 3a ガラスフィルム 「GLASS PREMIUM FILM」 スタンダードサイズ 高透明・ブルーライトカット
- 出版社/メーカー: MSソリューションズ
- メディア: エレクトロニクス
ガラスタイプは、硬いものが強く当たるとひびが入る傾向がありますが、本体のガラスを保護している証拠かなと思います。表面への傷をふせぐとともに、本体のガラスへの衝撃を確実に吸収するかが重要になります。
ガラスの全面タイプです。
個人的には、ガラスのオフセットタイプ(ブルーライトカット)を使っていますが、オフセットか全面タイプかは好みですね。値段の高いものが触った感じがいいという傾向はあります。
Amzonで購入したブルーライトカットのオフセットタイプ(上のリンクの商品)の装着例です。
透明ケースをつけますと、隙間ができますが、アイフォンですと、この隙間が指のひっかかりになって持ちやすくなります。今回ケースは指かかりのエッジが立ったタイプでしたので、アイフォンほどの隙間効果はないです。
また、この商品は若干、青味がかっていますので、完全にクリアなタイプを好まれる場合は、もう少し待ってみてもいいかもしれません。
ケースはつけた方がいい理由
傷をつけたくない場合は、ケースはつけた方がいいですね。ポリカーボは強度はありますが傷はつきます。
傷をつけてもいい場合でも、Pixelの場合ですと、ケースをつけた方がいいケースがあります。
分かりやすいので、アイフォンの例で説明します。
Pixel 3aのポートトレードモードで撮影しています。汚れをすみずみまで写しこんでいます。おそろしいほどの描写性能です。
左が6Sのカメラで、右が8のカメラです。
6Sのカメラは、表面ガラスの面より、微妙にまわりの金属の縁が出ているんですが、8以降では、まわりの金属の縁より、表面ガラスの方が出てるんですね。エッジもラウンド形状にしています。7以降はそうなっています。
6Sのディテールですと、表面ガラスは保護されますが、金属の縁が、金属より柔らかいものを傷つける可能性があります。
8ですと、ガラスのエッジもラウンド形状ですし、ガラス面より微妙に下がることで、金属の縁は周囲のものを傷つけにくくなります。
ガラスを保護するため、8のケースはレンズまわりがもりあがったタイプを選んでいます。6Sのケースはレンズの出っ張りが少ないこともあり、フラットなタイプを選んでいます。
要するに、スマホを複数台同時に使う場合は、とっさの場合など、重ねて持ち運ぶ場合があったりしますので、6Sのタイプですと、他のスマホを傷つけてしまう可能性が高くなるんですね。
Pixel 3aのカメラもガラス表面材よりわずかにまわりの金属がでっぱったディテールですので、他のスマホを傷つけないためには、ケースをつけた方が安全ということは言えます。
個人的には、透明タイプを買っておいて、いずれ純正ケースを買う計画にしています。
すでにいろいろなタイプのものが出ていますが、個人的には、Amazonでこれを注文してみました。
【Spigen】 スマホケース Google Pixel 3a ケース 対応 TPU クリア 薄型 軽量 リキッド・クリスタル F23CS25961 (クリスタル・クリア)
- 出版社/メーカー: Spigen Japan
- メディア: Wireless Phone Accessory
表面です。
特徴としては、表面へのかかりのエッジが立っています。
日本人が持つ場合は、Pixel 3aでも大きめではないかと思うんですが、つるっと滑って落とさないディテールが重要だと考えています。
このケースは、持った時に、エッジにしっかりと手がかかるんですね。
裸で使った時と、感触は変わりますが、個人的には、この考え方はありだと思います。
(このケースに、オフセットタイプのフィルムを貼った場合、溝が深くなり、iPhoneに比べますと、溝のすきまに、ほこりがたまりやすくなる傾向はあります。)
裏面です。
カメラのガラス面が、ケースの表面より、奥の位置にあります。また、指紋センサーのエッジにテーパーをとっています。
樹脂なので、いずれ劣化は避けられないと思いますが、個人的には、透明ケースとしては、合格としたいと思います。
複数台のスマホを使う場合は注意
1台のスマホを使う場合は、金属の縁で、カメラの表面ガラスが保護されてますので、直置きしても多少は大丈夫ですし、本体に傷が入っても問題なければ、ケースなしでいけると思います。一般論としては、落とした時のボディの保護になんらかのスキンがあった方がいいということはあります。
個人的には、アイフォンは屋内で力を発揮し、ピクセルは屋外で力を発揮するようなイメージがありますので、ピクセルは、屋外でのアクティビティを優先した仕様になっているのだと思いました。マップが見やすいはっきりしたディスプレイやレンズまわりを保護する金属の縁のディテールなどですね。
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Pixel 3aを1ヶ月使ってみての感想を紹介した記事になります。
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