ドコモでスマホを買う場合に、購入内容の確認で、ケータイ補償をオプション(別契約)でつけるか聞かれるのではないかと思います。
このケータイ補償については、その場で判断しにくい面もあり、事前に検討しておいた方がいいと思うんですね。
個人的には、「dカードゴールドの付帯サービスを利用します」と答え、オプションのケータイ補償には入らないことが多いです。
内容は違いますが、dカードにも、ケータイ補償がついているんですね。
ドコモでは、オプション版のケータイ補償とdカード付帯のケータイ補償の2種類を考えることができます。
このエントリーでは、ドコモでスマホを買う前に考えておきたいケータイ補償の2種類を紹介したいと思います。
目次
- ケータイ補償の3パターン
- オプションのケータイ保障
- メーカーの製品保証もチェック
- dカードのケータイ補償
- オプションとdカードゴールドの比較
- iPhoneを買う場合のおすすめケータイ補償
- iPhone以外を買う場合のおすすめケータイ補償
ケータイ補償の3パターン
まったく入らないパターンを含めますと、スマホ補償の選択肢は3パターンになります。
- オプションのケータイ補償
- dカード付帯のケータイ補償
- ケータイ補償なしの場合
それぞれを簡単に見てみましょう。
オプションのケータイ補償
オプションのケータイ補償は、いわゆるドコモの正式のケータイ補償になります。
6月1日からの契約内容になりますが、特徴としては、スマホに何かあった時、24時間対応ですぐに届けてもらえます。
届くのは、ユーザーから回収されたスマホを外装を新しくして、再整備したリフレッシュ品です。海外では、リファービッシュ品として、一般的になっているものと同じような感じですね。
日本のネットオークションでも、新品同様品として出品されていますよね。
トラブルがあった場合は、2日以内にリフレッシュ品が届き、旧機種は送り返すという循環システムです。スマホをハードに使うプロのニーズにも応えている感じですね。
dカード付帯のケータイ補償
dカードケータイ補償は、dカードに入会するとついてくるケータイ補償です。
オプションのケータイ補償とは、補償内容が違いますので、dカードのケータイ補償があるからといって、オプションのケータイ補償はいらないといったものでもないです。
そのあたりは、個人の利用状況に応じて、適してるケータイ補償があります。
こちらが公式でのアナウンスページです。
ケータイ補償なしの場合
ケータイ補償は、入った方がいいと思うけど、やはり、月々の費用がかかりますので、入りたくないという場合もあります。
その場合でも、実質年会費無料のdカードに入会して、補償をつけるという考え方があります。
dカードには、dカードとdカードGOLDがありまして、それぞれにケータイ補償はつきますが、内容は変わります。
dカードですと、初年度は年会費無料、2年目以降は、1度でも使えば無料になります。年会費は実質無料ですので、dカードに入会しますと、最低限のータイ補償を無料で受けることができます。
dカードの補償は、dカードGOLDの場合と違って、最低限度の補償ですが、エコノミータイプのスマホを買う場合は、dカードでも効果的になります。
ケータイ補償の3パターンをざっと見たわけなんですが、それぞれの内容を細かく見てみないと、どのパターンが自分に適しているか判断できない側面があります。
以降の内容は、詳細な内容を検討し、最後に、あらためて、利用状況別のおすすめのケータイ補償を紹介したいと思います。
まず、オプションのケータイ補償です。
オプションのケータイ保障
出典:ドコモ
スマホ購入時に、お申込みによって入るオプションのケータイ補償です。
スマホの機種ごとに補償内容は変わります。
購入日も含め、14日以内に加入する必要があります。オンラインでスマホを買う場合は、ネットでも申し込めます。
こちらのページです。(6月1日以降の契約内容)
判断材料を一覧表で比較
主な判断材料を一覧表にしました。 (金額は税抜き)
SEまで、pixel等 | 8まで、XR | X、XS | |
利用額(月) | 500円 | 750円 | 1,000円 |
利用額(年) | 6,000円 | 9,000円 | 12,000円 |
交換(年2回) | 7,500円 | 11,000円 | 11,000円 |
修理(対象内) | 無料 | 無料 | 無料 |
修理(対象外) | 上限3,000円 | 上限3,000円 | 上限3,000円 |
修理(iPhone,iPad) | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
データ復旧 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
iPhone以外のスマホですと、だいたい、月額500円なんですが、iPhoneはスマホ機種によって、価格が変わります。
SE以下のサイズが月額500円で、6Sから8とXRが月額750円、X以上が月額1000円となっています。X以上ですと、年額にしますと、1万円を越えてしまっていますね。
盗難、紛失、全損、水没が一般的に、交換のケースになりますが、その時の費用が、機種によって、7,500~11,000円と格安で交換できます。年2回まで交換できます。
次に、修理ですが、全損と修理の境目の目安として、本体内部の基盤が変形しているかどうかというのが分かりやすいですね。個別の判断にはなりますが、基盤が変形するほどダメージを受けていればっ全損という感じなんでしょうね。
対象内の修理は無料で、対象外の修理は、有料となります。
何が対象外かですが、ソフトウェアも含め改造したものは、対象外となります。ドコモ指定以外で修理したものも対象外となります。その場合は、機種によって、上限負担金が3000円となります。
ここが留意点なんですが、iPhoneの場合、修理は対象外となります。確かに、iPhoneの修理費は高いですからね。しかも指定以外でやってしまいますと、もう見てもらえません。
個人的には、レビュー記事の関係上、iPhoneを複数台所有していますが、オプションのケータイ補償に、iPhoneの修理が含まれないのが、オプションに入らずに、dカードGOLDのケータイ補償を頼りにしている主な理由になります。
データ復旧は、すべてのデータ復旧ではなく、電話帳、画像、動画などです。
個別の機種のデータは、いつかは消滅するかなくなる事態が起こりえますので、クラウドを利用しておいた方がいいんでしょうね。写真や動画は重いので、個別の利用状況によります。
また、ドコモで買ったiPadも対象になります。iPadも機種によって、月額500円か月額750円となります。
こちらのページで、スマホやiPadの機種ごとの月額を検索できます。
ケータイ補償月額料金を検索する | お客様サポート | NTTドコモ
オプションのケータイ補償には、iPhoneの修理は含まれないんですが、1年は製品保証がありますので、iPhoneを事例におさらいしてみましょう。
メーカーの製品保証もチェック
ほとんどのメーカーにある1年の製品保証ですね。
アップル製品の1年保証
iPhoneを使っていて、普通に故障しましたら、無料で修理してもらえます。
オプションのケータイ補償も、dカードの補償も、1年間はこれに頼ります。付属品も保証の対象になります。
しかし、落として壊してしまったり、盗難、紛失、全損、完全水没といったケースには対応していませんので、その部分は、オプションのケータイ補償やdカードの付帯補償でカバーするといいのではないかと思います。
アップル製品の1年保証の公式ページです。
アップル製品で便利なのは、個別の製品ごとの保証状況をネットでチェックできることですね。
自分のiPhoneののIMEI番号を入れるだけで分かります
製品の保証状況とサービス期間を確認する - Apple サポート
IMEI番号やシリアル番号の確認の仕方はこちらのページになります。
iPhone、iPad でシリアル番号や IMEI を確認する - Apple サポート
また、アップルケアで補償期間を1年延ばすこともできます。
アップルケア
購入から30日以内に入る必要がありますが、単純に期間が伸びるだけでなく、破損などのケースにも対応してもらえます。
費用は、iPhone 8までですと、14800円ですが、Xからは、22,800円になります。
詳しくはこちらの公式ページになります。
今後は、Pixelユーザーも増えていくと思いますので、グーグルの製品保証のページです。
Google(Pixelシリーズ)製品の1年保証
Pixelの方も基本的には、1年補償になります。iPhoneと同じで、自分で壊してしまったりした場合は対象外です。
GOOGLE ハードウェアの限定保証 — 日本 - Google Store ヘルプ
次は、dカードのケータイ補償です。
dカードのケータイ補償
dカードに申込むと自動的に付帯されるケータイ補償です。dカード GOLDとdカードによって補償内容は変わります。
dカードのケータイ保障は、盗難、紛失、全損、水没といったスマホを交換しなければならないようなケースで負担金がでます。
部分的に壊れてしまった場合などの修理は対象外です。全損かどうかの判断は、ドコモ側となりますが、目安は基盤の変形です。
交換時の負担金は、dカードGOLDで、上限10万円です。iPhone XSは、10万円をこえていますが、かなりの部分が負担されます。
dカードは、上限1万円ですが、カードの年会費が実質無料というメリットがあります。
こちらが公式の案内ページです。
dカードでの購入が必要
条件としては、dカードでスマホを買うことと、補償を受けるためには、手続きが必要となります。
交換前のスマホをカードで買って、交換後のスマホもカードで買うだけです。
手続きには、ドコモ側の審査があります。
こちらのページ(PDF)に、補償対象とならないケースや注意事項がまとめられています。
審査に通過しますと、カードで買ったスマホ代金を、後で減額してもらえるんですね。
dカードのケータイ補償でありがたいのが、複数台の補償です。
複数台の補償も
個人的には、スマホ決済のレビューのために、複数台のスマホを使っていますが、1枚のdカードで、複数台が補償の対象になっています。
dカードを使ってドコモでスマホを買いますと、dカードのケータイ補償の対象になるわけですから、複数台買ってもケータイ補償の対象になります。
今の規約では、1人1台までとは書いてないと思うんですね。
現在、メインで使っているスマホです。
複数台をオプションのケータイ補償に入りますと、けっこうな負担額になります。
そして、これからは、1人で、複数台のスマホを持つことも多くなっていくのではないかと思うんです。
スマホを複数台使っている場合も、dカードのケータイ補償はお得です。
では、これまで見てきましたオプションとdカードのケータイ補償の内容比較です。
オプションとdカードゴールドの比較
主な判断材料を比較してみます。
判断材料を一覧表で比較
比較の一覧表です。
ケータイ補償 | dカードGOLD | dカード | |
利用額(年) | 6,000~12,000円 | 10,000円 | 実質無料 |
対象期間 | 契約期間 | 購入3年 | 購入1年 |
交換(2回/1回) | 7,500~11000円 | 上限10万円 | 上限1万円 |
修理(対象内) | 無料 | 対象外 | 対象外 |
修理(対象外) | 上限3,000円 | 対象外 | 対象外 |
修理(iPhone) | 対象外 | 対象外 | 対象外 |
データ復旧 | 1000円 | 対象外 | 対象外 |
まず、利用額を年単位にして比べますと、オプションのケータイ補償は、AndroidやiPhone SEは、6000円とdカードGOLDの年会費1万円(税抜)よりお安くなっていますがiPhoneのX以上の最新機種は、11000円となり、dカード GOLDの年会費を越えてしまう結果となります。
注目点は、dカード GOLDの場合は、入会しますと、月々の携帯代の10%がdポイントとして還元されることです。dポイントではカードの年会費は払えませんが、携帯代にあてることはできますので、実質的には、年会費の大部分をカバーします。
月々に9000円の携帯代を払っている方でしたら、実質的に無料でゴールドカードを持てます。dカード GOLDの場合は、還元がありますので、単純な金額比較にはならないんですね。
dカードの方の年会費は初年度無料で、2年目は、1250円(税抜) ですが、1度でも使うと無料になります。携帯代をカードで払うと気にしなくてもよくなります。
対象期間は、オプションが契約期間で、dカード GOLDが購入から3年、dカードが1年になります。
交換の場合は、利用できるのが、オプションは年2回で利用料が必要です。dカードの場合は利用は年1回で、GOLDが上限10万円、dカードが上限1万円です。
修理については、iPhoneかどうかによって大きく変わりますので、最後のまとめになります。
データ復旧は、オプションは1000円で、dカードは対象外ですが、実費で8000円で復旧してもらえます。ただ、すべてのデータが復旧できるわけではありませんので、クラウドに移行していった方がいいんでしょうね。
以上の内容をふまえてのまとめです。
iPhoneの場合とiPhoneでない場合、考え方が変わりますので、別々の紹介となります。
iPhoneを買う場合のおすすめケータイ補償
iPhoneの場合、オプションもdカードも、修理が対象外ということが、大きな判断材料になるのではないかと思います。
iPhoneならdカード GOLDがお得
iPhoneでケータイ補償を受ける主な内容は、交換になるわけなんですが、その補償内容での比較になります。
まず、dカードの1万円は、iPhoneでは少し足りませんので、dカード GOLDの最大10万円があった方がよいということになります。
オプションとの比較では、オプションは、どんなに高い機種でも、11,000円で交換できますので、111,000円以上の機種ですと、オプションの方がお得になります。
ただ、111,000円以上の機種の場合でも、オプションは、年会費12000円がかかりますが、dカード GOLDは、月々の携帯代によっては、実質無料になります。
しかも様々な特典のあるゴールドカードも持てます。
購入するiPhoneの機種によるところはありますが、複数台のiPhoneにも適用されますので、iPhoneを買う場合は、dカード GOLDがどうみてもお得ではないかと思います。
dカード GOLDは、こちらのページから申し込めます。
最後に、iPhone以外を買う場合のおすすめケータイ補償です。
iPhone以外を買う場合のおすすめケータイ補償
この場合は、修理に対しての考え方が、大きな判断材料になるのではないかと思います。
修理を重視する場合はオプションのケータイ補償
スマホをよく壊してしまうという方は、オプションのケータイ補償がおすすめです。
対象の修理が無料なのはかなりお得です。対象外でも最大3000円です。
また、盗難、紛失、全損、完全水没時の交換にも対応しています。
購入日を含めて14日以内の申込になります。オンラインでスマホを買う場合は購入時に申し込めます。
オプションの場合は、いろいろと説明もしてもらえますので、ショップで申し込んだ方がいいかもしれませんね。
スマホの修理経験がない場合はdカード GOLD
これまで、一度も修理をしたことがない方は、スマホの扱い方から判断して、今後も修理をする可能性は低いのではないかと思います。
個人的には、各社のスマホ決済をレビューするために、実機で使ってチェックする必要があり、iPhone以外も、複数のスマホを使用していますが、修理の経験はありません。(紛失面では、iPhone 3GSが最近見当たらないということはあります。)
今後、あるとすれば、紛失、完全水没といったケースだろうと思いますので、dカード GOLDの補償内容があっているだろうと考えています。
dカード GOLDは、こちらのページから申し込めます。
エコノミーモデルはdカードの付帯補償
アクオスでも3万円台で買えるモデルがありますので、エコノミーモデルを好まれる場合は、dカードの1万円補償が大きく効いてきます。
かなりのスマホを実際に使ってみてチェックしていますが、性能の違いはありますが、実用上の大きな問題は特に感じません。(ただ、完成度の高さで言いますと、スマホの非接触決済が使えるiPhoneの7以上のモデルやPixelをおすすめしたいということはあります。)
最近、発売されたPIxel 3a(色は白と黒のみ)も、ドコモで買えば、46,656円(税込)ですので、エコノミーモデルではありませんが、最大1万円の補償は大きめの金額になります。
dカードは、こちらのページから申し込めます。
最近はdカードのiDを対象にした還元キャンペーンも増えてきています。
dカードに搭載されたiDは、コンビニやスーパーなど、比較的どこでも使える非接触決済方式なので、お得キャンペーンの利用で、還元ポイントもざくざく貯まり、dカードを持つことの価値がかなり高まっているのではないかと思います。
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