Google Pixel 3aが発売されて、1ヶ月になりますので、3a11を約1ヶ月使ってみての感想、レビューになります。
現在、実際に使っているのは、iPhone 6sと8、そして、Pixel 3aです。
Pixel 3aを使ってみて、スマホはもっと自由であっていいんだろうなという感想を持ちました。
iPhoneの評価軸で、Pixelを評価しても、その本質は見えてきませんし、逆もまたしかりだと思います。
パソコンでもマルチモニターがデフォルトになってきていますし、これからは、スマホも2台持ちがデフォルトとなるのではないかと思います。
服装にもONとOFFがあるように、結論的には、iPhoneとAndroidの2台持ちが今後のスタイルになるのではないかと予想しています。
このエントリーでは、テーマを絞って、Pixel 3aがSNS・体験・お得のベストモデルである理由を、3つのフェーズで紹介したいと思います。
目次
最初のフェーズは、SNSです。
1.Pixel 3aはSNSで真価を発揮する
SNSで力を発揮するのは、やはりスマホカメラの性能です。特にインスタグラムでは、タグのタップで、世界中の人から、無条件に見られます。
極論を言ってしまいますと、スマホカメラの性能に左右されてしまうことが多いんですね。
やはりカメラの性能がすごいんです
Pixel 3aのカメラがすごいすごいと、このブログでも書いてきましたが、実際は、それほど自分では試していませんでした。
それは自明の理だと思いましたので、あまり試していなかったわけですが、それではいけないということで、夜と昼の2つのモードで試しました。
夜のモード
まず、iphone 8で撮影した夜景です。写真はモザイク以外は撮ったそのままです。
沖縄の恩納村に昔からあるドライブインです。
どちらかと言いますと、iPhone 7のカメラの方がカラッとして好きなんですが、8になって描写性能はあがった感じです。夜景のスナップが簡単に誰でも撮れるのは技術の進歩です。
次は、Pixel 3aです。
露出がアンダー気味になったということはありますが、デビッド・リンチ的なアメリカ映画のスチール写真のように仕上がっています。夜でも露出アンダー気味でも撮れるということなんですね。
Pixel 3aは確かに夜に使えます。
もう少し使ってみましょう。
道を歩いていますと、道の向こうに面白いお店がありました。
ハブボックスという沖縄のTシャツメーカーのお店でした。しっかりした生地のTシャツをつくっています。
Pixel 3aですと、夜でも昼間のように撮れます。
でも、お店をもう少し大きく写したいですね。道に出て近寄って撮影するのは危ないですね。
そこで、ポートレートモードです。ポートレートモードは背景をぼかすだけでなく、単純に大きく写す効果もあるのです。
アップでしっかり映りました。
夜に満月が出ていましたので、さすがにこれは無理だろうと思って撮影した写真です。
まず、iPhone 8です。
最初の例でもそうだったんですが、やはり暗いところでは、露出をあげようとする傾向がありますね。
そのため、画面が白っぽくなっています。iPhone Xですと、うまく撮れたかもしれません。
次は、Pixel 3aです。
十分とは言えませんが、確かにこんな感じの月でした。手持ちで、スナップ的に撮ってもここまで撮れますので、ちょっと驚きです。
ただ、これは月明りの特殊条件の話で、通常条件では、iPhone 8のカメラも抜群のパフォーマンスを発揮しています。
iPhone 8の生真面目な描写性能は、夕日をバックにした空のグラデーションを正確に写しています。7のカメラより諧調は滑らかになった感じがしますね。
昼のモード
次は、昼(デイライト)の実験です。
那覇の千日で、アイスぜんざいがどう写るかの実験です。こんな街角の風景を撮っても、アニメ風のヴィジュアルになります。(Pixel 3a)
アイスぜんざいを撮る前に、腹ごしらえです。(Pixel 3aのポートレートモード)
沖縄そばを、30年ぐらい研究しましたが、最近はこだわりがなくなりました。那覇ですと、一般的ですが、首里そばとうどん山がおいしいんでしょうね。千日のも普通においしいです。
アイスぜんざいです。
沖縄のぜんざいは、上にかき氷がのっています。350円です。(iPhone 8)
これがうまく撮れないんですよね。
まず、少し食べて、iPhone 8で撮影した写真です。
確かにこんな感じなんですが、何かが足りないんです。
同じアングルをPixel 3aで撮ってみましょう。
例によって、iPhone 8に比べますと、露出がアンダー気味ですが、氷の冷たさが伝わってきます。
iPhoneは、かき氷の外に露出をあわせにいってますけど、Pixel 3aは、かき氷の内側に露出をあわせにいっています。
同じアングルをPixel 3aのポートレートモードで撮ってみましょう。
アンダー気味ですが、氷の冷たさを表現しています。これは、記憶の印象とシンクロするヴィジュアルです。
ここまで、実験しますと、だいぶ傾向が見えてきまして、iPhoneのカメラは、正確な描写に力点を置いているところがありますが、pixel 3aのカメラは、イメージや記憶の印象を強化する方向で味付けされているように思います。
そのため、SNSにおいても、共感を呼びやすいのは、Pixel 3aのカメラだと思うんですね。
次のフェーズは、体験です。
2.Pixel 3aは体験(エクスペリエンス)に開かれている
iPhoneは室内で、Pixel 3aは外出や旅先でという感じで使っています。体験との親和性が高く、エクスペリエンスに開かれているのは、Pixel 3aだと思うんですね。
そうした傾向の中から、個人的に気になった3つを紹介します。
ゼロアクションで検索窓
iPhoneの面倒なとこは、検索窓にアクセスするために、1アクションを要することです。グーグルの検索窓ですと、クロームのアイコンをタップするわけですね。
しかし、Androidは違います。
Androidのトップ画面です。
Androidですと、画面に検索窓がありますので、ゼロアクションです。
これが、実に面倒くさくないんですね。
カメラは性能だけでなく、いろいろな機能が備わっています。
グーグルレンズで世界はつながっていた
面白いのは、グーグルレンズです。カメラのメニューのその他の中にレンズというアイコンがあり、それをタップすると使えます。
簡単に言いますと、グーグル検索のカメラ版です。
試しに、テレビに自動車が写りましたので、それをグーグルレンズで撮ってみましょう。この車は何という名前なんでしょうか。
下に、関連するコンテンツ(記事)が出ます。
同じ画像を探しますと、この車がレンジローバーのイヴォークというモデルであることが分かります。Google 3aがありますと、車の種類に詳しくなくても、一瞬で、車博士になれます。
試しに、床に置いてある古い丸型のリールをグーグルレンズで撮ってみました。
そうしますと、床に、古い丸型のリールを並べている人がたくさんいたことが分かったのです。
床に古いリールを、それほど意味なく置いているのは、自分だけではないことが分かり、グーグルレンズによって、世界が何となくつながっているように感じたのでした。
これは、iPhoneでは、できない体験です。
そして、グーグルマップARです。これも、便利だと話題になっています。
グーグルマップARのダイナミズムがすごい
個人的には、地図が読めますので、それほど使わないんですが、地図が読めないという女子には、このARはかなり好評のようです。
使い方としては、グーグルマップを立ち上げ、上に検索窓が出ますので、そこに行き先を入れて検索して、経路を徒歩にしますと、ARボタンがどこかにでますので、タップするだけです。
注意点としては、動いている時は使えませんので、立ち止まりながら使います。
少し事例的に見てみましょう。
大阪の朝日新聞社のビルから、阪神のスナックパーク(いか焼きが売ってる所)に行く経路です。
スナックパークは地下1階にありますが、現在は、昔の阪急8番街の位置に移動していますので、かなり正確な位置を指しています。
カメラの大林の横をかすめるかなり渋いルートを選択しています。間違いないですね。
これをARにするには、画面下のARを開始ボタンをタップします。
このように現実の風景と、地図での案内や方向指示が合成された画面になるんですね。
カメラを立てないと、この画面にはならないわけですが、スマホを斜めにしますと、カーナビチックな画面になります。
この画面も分かりやすいですね。
このように、Google 3aですと、外出先で時間がない時にも、ゼロアクションで、検索できますし、知りたいものを見かけましたら、グーグルレンズで調べることもできますし、グーグルマップARを使えば、方角を間違えることなく、目的地に到着することができます。
アイフォン6s~8を使っている場合は、やや大きめに感じるかもしれないんですが、Pixel 3aは、スマホにツールやガジェットのニュアンスを持たせてあため、そうした理解をすれば、そんなに大きくは感じなくなります。
最後のフェーズは、お得です。
3.Androidにお得が集まり始めた?
お得というフェーズは、イニシャルコストとランニングコストに分けて説明したいと思います。
エントリープレミアムがコンセプト
Pixel 3aは、もともと、エントリーモデルの価格帯でありながら、プレミアムな内容がコンセプトだったんですね。
つまり、イニシャルコスト面で、そもそもお得だったんです。
こちらの記事で、お得な理由を紹介しています。
次は、ランニングコストです。生きていくうえで必要な経費ですね。
ランニングコストは色々あるんですが、スマホ決済のキャンペーンを利用したランニングコストの削減というテーマで検証します。
Androidはスマホ決済でもお得だった
スマホを、アイフォンをフェリカある・なし、アンドロイドをフェリカある・なしの4つのタイプいに分け、スマホ決済別に対応状況をチェックした表です。
アイフォン (フェリカなし) | アイフォン (フェリカあり) | アンドロイド(フェリカなし) | アンドロイド(フェリカあり) | |
PayPay | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
LINE Pay | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
楽天ペイ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
d払い | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
Origami Pay | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
メルペイ | △ | ◎ | △ | ◎ |
最適仕様 | 3位 | 2位 | 3位 | 1位 |
Pixel 3aは、一番右側のタイプで、どのスマホ決済にも対応しています。
詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
つまり、各スマホ決済が現在開催しているどのキャンペーンにも対応しており、必要な使い道に利用した場合、キャンペーンの度に、ランニングコストが、1000円、2000円と削減されていくことになるんですね。
2019年6月の状況で言いますと、アンドロイドのFelicaチップ搭載モデルが、明らかにお得であると言えます。
スマホ決済を、複数のスマホで利用する場合は、複数アカウント、複数利用について、ルールがありますので、留意することが必要になります。
関連記事
スポンサーリンク