スマホ決済には、多くの種類がありますが、最近は、対応できない携帯仕様やOSが増えてきました。
そのことによって、お得な機会をみすみす逃してしまうことも生じ始めています。
好きなスマホを買うのがいいのだとは思いますが、キャッシュレス時代やスマホ決済にマッチする携帯の傾向が出てきていますので、それは知っておいてから、新しいスマホを買った方がいいと思うんですね。
このエントリーでは、2019年6月段階で、スマホ決済に最適な携帯の仕様とOS(オペレーションシステム)を検証してみましたので、紹介します。
目次
スマホ決済に最適な携帯の仕様
まず、最適な仕様です。
最適な仕様はFelicaチップ搭載
結論から言いますと、スマホで非接触決済できるFelicaチップが入ったスマホを買った方がいいということになります。
Felicaは、国際的な通信方式であるNFCのひとつですが、日本で主流となり広く利用されています。日本で販売されるiPhoneにも7以降はFelica対応のチップが入っています。
このFelicaが入ったスマホで、iD、QUICK Pay、Suicaを利用できます。
一番、分かりやすい例が、メルペイですね。Felicaチップが入ったスマホでないと、クーポンがもらえないこともありますし、使える範囲がかなり狭くなります。
Felica搭載の携帯をチェックしてみましょう。
Felica搭載のiPhone(iOS)
スペック的には、iPhone 7以上、iOSは10.1以上のバージョンが必要となります。
一覧的にはこんな感じです。
7以降のモデルに、 Felicaチップが入っています。
iPone5S、SE、6S、はアップルウォッチ(シリーズ2以上)を使えば、Felica対応できますが、そうしたアップルユーザーの方は、だいたい7以降のモデルを持っていますよね。
Felica搭載のAndroidスマホ
スペック的には、Android 5.0がインストールされているおサイフケータイ対応のスマホになります。
スマホの裏に、おサイフケータイのマークが入っていればそうですね。
おサイフケータイ対応の機種は、主に日本のメーカーのものが多い傾向があります。
現在人気のPixel 3aには、おサイフケータイのマークが入っていませんが、Felica対応になります。
スマホ決済に最適な携帯のOS
OSについては、 iPhoneのiOSかAndroidの2つになります。
最適な携帯のOSは? iPhoneかAndroidか
iOSは、iPhoneしかありませんので、iOSと言えば、iPhoneのことになります。
今の段階では、iPhoneでもAndroidでも、優劣が決まってしまうような違いは、特に観測できていません。
ただ、スマホ決済だけに限って言いますと、Androidの方が使える機会が増えています。
スマホ決済別の仕様・OS対応状況
そのスマホ決済への対応状況を見てみましょう。
スマホ決済別の対応表(6月現在)
まず、携帯の仕様とOSにより、大きく4つのタイプに分けて、各スマホ決済別に、マッチングをチェックした表です。
アイフォン (フェリカなし) | アイフォン (フェリカあり) | アンドロイド(フェリカなし) | アンドロイド(フェリカあり) | |
PayPay | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
LINE Pay | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
楽天ペイ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ |
d払い | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
Origami Pay | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
メルペイ | △ | ◎ | △ | ◎ |
最適仕様 | 3位 | 2位 | 3位 | 1位 |
iPhoneをFelicaあるなし、AndroidもFelicaあるなしの4つのタイプに分け、スマホ決済別にチェックしています。
最適な仕様・OSには、二重丸(◎)、普通に使える場合は、丸(◯)、ちょっとどうかなという場合には、三角(△)を入れています。
それぞれの判定は、各論で見てみましょう。
PayPayのケース
PayPayは、現在もスマホ機種に依存しない正統派ストロングスタイルです。
このままバーコードとQRコードだけの方式を貫くのか、非接触のコンタクトレスを導入するのかが、今後の注目点になります。
PayPayを利用する分には、スマホはどのタイプでもいいということになります。
LINE Payのケース
LINE Payは、Androidだけで、QUICK Pay+の非接触決済が使えます。
6月の第1弾Payトクでは、LINE Payカードは還元対象外となりましたが、AndroidのQUICK Pay+だけが対象となりました。
QUICK Pay+が使えますと、使える範囲が広がりますので、LINE Payは、AndroidのFelicaあり(おサイフケータイ)がお得になります。
楽天ペイのケース
楽天ペイには、アプリ上から連携できる楽天エディがあります。楽天ペイが使えない場合は、エディボタンを押せばいいんですが、アンドロイドだけで使えて、iPhoneでは使えません。
楽天ペイは、AndroidのFelicaあり(おサイフケータイ)が便利ということになります。
d払いのケース
ドコモのスマホ機種に依存しないpayです。
セキュリティの高い正統派のスマホ決済です。
しかし、iD本丸のひとつであるために、多用な決済手段を提供する方向で動いています。
あらゆる面でいろいろな戦い方ができるために、安定感があります。
Origami Payのケース
最後までストロングスタイルを貫くと見られるのが、QRコード決済の始祖オリガミペイです。
Kyashをひもづけた高還元モードが人気です。
オリガミは還元でなく、値引きであるため、老後2000万がメディアを賑わす時代には、使うお金を減らせるということで、再評価が高まっていくものと予想します。
メルペイのケース
iDををユーザーインターフェースに組み込むことで、スマホ決済に新風を吹かせました。
メルペイでは、Felicaチップがない携帯は、実質的には、ほとんど使えないんですね。
そして、旧機種には、破格のクーポンが付与されない事態になり、SE人気にも落胆の影がさすようになりました。
メルペイを使う場合は、Felicaは必須と言ってもよいのではないかと思います。
LINE Payとの提携の進展具合も鍵を握っています。
2019年6月のスマホ決済の最適な仕様とOSは?
一覧表についた丸の数だけで、判定しますと、Felicaの入ったAndroidが1番という結果になりました。 全部、二重丸です。
ですが、LINE Payと楽天エディとメルペイにこだわなければ、現在は、iPhoneとAndroidのどちらでもいいかと思います。好みで選べばいいと思います。
ただ、新しく買うならば、Felicaつきかどうかは必ずチェックしたいポイントです。
判断の参考資料としては、各スマホ決済別に、家電量販店とドラッグストアの対応状況を一覧表でまとめてみました。自分がよく利用するお店が対応しているのかも重要な判断材料ですね。
家電量販店の一覧表を掲載した記事です。
ドラッグストアの一覧表を掲載した記事です。
最新のキャンペーン概況のまとめ記事です。
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