2019年10月からの携帯料金(2年縛り・中途解約違約金)についてのまとめです。
10月からは、中途解約の違約金上限が、総務省の新規制で上限1000円になることを受けての各社の対応になります。
ドコモ、au、ソフトバンクの大手3社と、MVNO(仮想移動体通信事業者)として、ワイモバイル、LINEモバイルを対象としています。
現在確定しているものは、au、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEモバイルになります。報道段階のものとして、ドコモがあります。(※ドコモも9月17日に追記内容で確定)
ドコモについては、今週初めに正式発表があると観測されていますが、発表があった段階で内容は更新したいと思います。(2019年9月17日更新)
目次
10月からの携帯料金(2年縛り・中途解約違約金)まとめ
まず、全体的なまとめです。
各社ごとの10月以降の2年縛りと解約違約金と利用特典の還元方法を加えた表です。
5社を全体的に見ますと、総務省の新規制通りに、2年縛りや違約金が大幅に削減されています。中でも、ドコモのdカード払い時の違約金0円とソフトバンクグループの2年縛り撤廃が目立っています。
留意点としては、このプランは、10月からスタートする契約プランで、すでに契約中のプランについては適用されないことに注意する必要があります。現在、2年縛りの契約をしていて、10月以降に解約しても、やはり違約金は支払う必要があるんですね。
総括的には、10月からは、格安SIMも含めて、かなり携帯の契約がしやすくなったと言えるのではないかと思います。
内容的には、上記の表でだいたい分かってしまうということはありますが、以降は、もう少し詳しめの各社ごとの新プランの概要になります。
携帯各社ごとの新プランのポイント
ドコモの10月からの新プラン
中途解約の違約金の新内容は、今週初めに、公式発表される模様です。
携帯料金については、6月からの新プランを踏襲するものになると思われます。
現在の新プランです。
メインはのギガホとギガライトに加え、データプラスやベーシックなケータイプランやキッズプランがあるわけですが、この基本の料金プランに各種割引がセットされた料金となります。 割引メニューについては、9月末で終了するものがあります。
こちらのページです。
【追記】「dカードお支払割」の提供開始
9月17日、dカード払いで中途解約違約金0円とともに、新プランの内容が拡充されました。「dカードお支払割」です。月額1980円からの利用が可能で、このプランの契約者を対象に、5%還元キャンペーンが、10月1日~2020年3月31日まで開催されます。
アナウンスページになります。
解約金不要でおトクにご利用いただける料金プランの選択肢を拡充
新プランについては、追記内容で発表があったわけですが、すでに報道されている2年縛り、中途解約違約金の考え方について、再度おさえておきましょう。
10月からの2年縛り・違約金
10月からも2年縛りはありますが、中途解約の違約金が、9500円から1000円に引き下げられます。また、dカードで携帯料金を支払った場合は、違約金が0円になります。
長期を含めての利用特典についてもおさえておきましょう。
利用特典
新プランのギガホ、ギガライト、ケータイプランの契約者は、誕生日月に、利用年数に応じたdポイントが最大3000ポイントもらえます。
(追記:10月からは、ずっとドコモ特典の内容は総務省ガイドラインのため、ケータイプランについては、3rdステージ、4thステージ、プラチナステージが一律1200ポイントに改定されます。1stステージ、2ndステージについては変わらずです。)
このプレゼントは、案内メールが来ますが、電話をかけて手続きするか、ネットで自分で手続きしないともらえないというのが留意点です。
新プランの違約金では、dカード支払いがお得ということになりましたが、ドコモ料金の支払いでも特典があります。
ドコモ携帯料金はdカードで支払った方がお得?
現在ですと、ドコモの携帯料金をdカードで支払ってもお得です。
dカードお支払い割もできましたし、dポイントスーパー還元プログラムで、ポイントが1%アップするんですね。
こちらの記事で、ドコモ携帯料金をdカードで支払った方がお得な理由を紹介しています。
9月17日の発表には、dカードのサプライズ的な内容も含まれていました。dカードの年会費が10月1日から永年無料になります。
dカードが10月から永年無料に
現在は、dカードについては、初年度は年会費無料で、2年目以降も1度でも利用しますと、無料ですが、10月からは無料になります。9月16日入会分から適用されます。
こちらが、永年無料のアナウンスページです。
これまでも、dカードを利用する場合は、実質的には無料でしたが、9月16日入会分からは条件なしで永年無料になり、かなり申し込みやすくなったのではないかと思います。
dカード GOLDは年会費がかかりますが、携帯料金の10%のdポイントが還元されますので、年会費負担は緩和されます。
個人的には、dカード GOLDで買うと、iPhoneの補償がつくため、かなり助かっています。
auの10月からの新プラン
新プランの公式のプレスリリースです。
従来のおトクさはそのままで、選べる新料金プラン「新auピタットプランN」などを提供開始
10月以降の新プランです。
現行プランでもあるネットフリックスプランが気になりますね。ネットフリックスの続き物は、見だしたら全部一気に見てしまいますので、ニーズをとらえています。
現行プランの申し込みは、9月30日までとなります。
新プランの申し込みは、9月13日から受付開始のものもありますが、auの現在のページについては、現行プランと新プランが両方記載された内容となっています。
2年縛り、中途解約違約金については、利用特典とあわせて、再度おさえておきましょう。
2年縛り・違約金
新プランでも2年縛りはありますが、中途解約の違約金が、9500円から1000円に引き下げられます。
利用特典について
利用特典については、 au STAR(スター)長期優待ポイントということで、利用年数に応じたWALLETポイントが、上表中のポイントで、携帯料金1000円ごとにもらえます。
auの長期優待ポイントのページです。
ソフトバンクの10月からの新プラン
新プランの公式のプレスリリースです。
“ソフトバンク”、契約期間も契約解除料もない料金プランに刷新
新プランの申し込みは、9月13日から始まっていますので、現在のソフトバンク公式サイトの料金プランが、10月からの新プランということになります。
出典:ソフトバンク
ウルトラギガモンスターとミニモンスターとスマホデビュープランの3つに、デザリングや通話などのオプションが加わる料金体系になります。
こちらのページになります。
現行プランから新規プランへの変更は、契約解除料金は必要ありませんが、現行プランで適用されていた、「月月割」や一部の割引サービスはなくなります。そのあたりは、うまくバランスのとれたトレードオフ的な変更になっているのではないかと思います。
こちらも、2年縛り、中途解約違約金については、還元方法については、再度おさえておきましょう。
2年縛り・違約金について
2年縛りはなくなり、違約金もなくなります。
利用特典について
利用特典については、契約更新の特典と、月々の利用代金による特典があります。
PayPayユーザーは、契約更新ごとにPayPayボーナス3000円分、PayPay非利用者の方は、契約更新ごとに1000円分の通話料割引があります。
月々の特典は、利用年数によって付与率が違い、上表中の還元率を携帯料金にかけたPayPayボーナスがもらえます。PayPay非利用者の方は、通話料値引きになります。
ソフトバンクの長期継続特典のページです。
長くご利用いただいているお客さまに感謝をこめて 長期継続特典
長期利用特典の他に、PayPayやヤフーショッピングでの優待があります。これについては、ワイモバイルのところで、後述しています。
ワイモバイルの10月からの新プラン
新プランの公式のプレスリリースです。
“ワイモバイル”、スマートフォン向けの料金プランを10月1日に改定
ワイモバイルの10月以降の新プランです。
S、Mに加え新容量のRプランが追加されました。おうち割 光セット(A)もしくは家族割引サービスの場合は、最大12%オフになります。
現行プランの申し込みは、9月30日までとなり、新しく追加されたRプランは、10月1日からの受付開始になります。
現行プランから新規プランへの変更は、契約解除料金の9500円がかかりますが、条件によっては免除されます。
その条件です。
- ワイモバイルを継続して2年以上契約
- 機種変更と同時に変更後対象プランにプラン変更
2年縛り・違約金・還元方法について
ワイモバイルは、ソフトバンクと同様に、年縛りはなくなり、違約金もなくなります。
利用特典については、ワイモバイルの場合、PayPayやヤフーサービス利用での優待がりあります。
こちらの特設ページで紹介されています。
LINEモバイルの10月からの新プラン
LINEモバイルの中途解約手数料等のアナウンスページです。
【重要】回線変更受付停止(9/20〜)と各種料金変更(10/1〜)のお知らせ
LINEモバイルの場合は、プランは基本的には同じですが、音声SIM契約の最低利用期間内の中途解約手数料が9800円から1000円になります。同時に、10月から初月無料のオプションがすべて有料になります。
以上の10月からの中途解約手数料と主な変更点です。
すでに、契約中のプランで、10月以降に中途解約しても、9800円の違約金はかかります。
LINEモバイルの最低利用期間は、約12ヶ月ですが、カウントの仕方を注意する必要があります。
また、すでに、有料オプションの初月無料で契約している場合は、影響ありません。
LINEモバイルの基本プランについては、こちらの記事で紹介しています。
2年縛り・違約金・利用特典について
LINEモバイルは、音声SIM契約の最低利用期間は残りますが、違約金が9800円から1000円になります。
利用特典については、LINEモバイルの場合、旧契約者は、利用料金に対して、1%のLINEポイントがもらえますが、2019年5月以降の契約者については、残念ながら廃止されてしまたんですね。
LINEモバイルの場合は、入会時の特典がかなり盛りだくさんの傾向があります。
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