マイナポイント 何を選ぶ 12の選択理由です。
2020年9月からマイナポイントが始まって、情報を発信しながら、たくさんの人の選び方を見てきましたが、現在のところ、12の選択理由があると考えています。
そこで、現在の段階で、マイナポイントを選ぶ時の理由をこの記事で整理してみました。
目次
- マイナポイントの選び方 12の選択理由
- 理由1:上乗せ特典
- 理由2:その他のメリット
- 理由3:ポイント付与条件(即時・有効期限)
- 理由4:よく利用するお店
- 理由5:よく利用する交通
- 理由6:利用しているキャリア
- 理由7:手続スポットや窓口サポート
- 理由8:子どもの分も代理で申込
- 理由9:キャッシュレスの還元率
- 理由10:登録が簡単
- 理由11:クレジットカード支払いに充当できる
- 理由12:長期的にも利用
マイナポイントの選び方 12の選択理由
マイナポイント申込先のキャッシュレスです。
マイナポイント登録に選べるキャッシュレスは、クレジットカードだけでなく、電子マネー、プリペイドカード、QRコード、デビットカードがあり、種類としてもたくさんあります。
図は、2021年12月時点の状況ですが、絶えず変化しており、最新の状況はこちらのぺーじで確認できます。
前提として、マイナポイントの申込みはひとり1回で、一度申し込んだら変更することができない仕組みとなっています。
(2022年6月30日より前に申し込んだ方は、第2弾の健康保険と銀行口座登録でもらえる15000円分は、違うポイントでもらうことができます。)
現時点のマイナポイントを選ぶ時の理由です。
12個に整理しました。
- ①上乗せ特典
- ②その他のメリット
- ③ポイント条件(即時・有効期限)
- ④よく利用するお店
- ⑤よく利用する交通
- ⑥利用しているキャリア
- ⑦マイナポイント手続スポット
- ⑧子どもの分を代理に選択
- ⑨キャシュレスのお得度
- ⑩登録が簡単
- ⑪クレカ支払いに充当できる
- ⑫長期的・将来的にも利用
複数の選択理由がありますが、選ばれる方の状況によって、最適なマイナポイントは人それぞれ違うため、選択理由も人それぞれになっています。
2021年の前半までは、上乗せ特典が多かったこともあり、上乗せ特典で選ぶ方が多かったように思いますが、後半になって、様々な選び方に多様化するような状況になったと分析しています。
以降は、マイナポイントを選ぶそれぞれの理由になります。
理由1:上乗せ特典
第2弾でもらえるマイナポイントです。
- ①マイナポイント申込利用で最大5000円分
- ②健康保険証の利用登録で7500円分
- ③公金受取口座の登録で7500円分
①の5000円分をもらっていない方は、①~③で計2万円分、5000円分をすでにもらった方は、②と③で計15000円分のマイナポイントがもらえます。
申込先のキャシュレスによっては、上乗せ特典があるため、その上乗せポイントの多さによって、マイナポイントの登録先を選ぶケースです。
現在開催中の上乗せ
現在、①の5000円分に、実質的な上乗せポイントを出しているキャッシュレスは次の2社があります。
- スイカ(上乗せ1000円分)
- マジカ(上乗せ1000円分)
詳しい内容は、まとめ記事で紹介しています。(こちらの記事がマイナポイントのまとめになっています。)
理由2:その他のメリット
マイナポイント対象各社のその他のポイントメリットです。
もらったポイントは、各社のサービスで使える以外にも、その他のメリットもあります。
上乗せ特典の多さで選ぶ他には、その他のメリットを重視して決済サービスを選択する傾向も出て来ています。
au PAYは、じぶん銀行を契約していることが条件で、払出を使って現金化が可能です。(自動払い出しの場合は手数料無料)
セブンイレブンでは、税金や公共料金といった収納代行サービスをnanacoで支払うことができます。(一部対象外)
JCBカードは、精算時の支払に充当されます。精算額が少ない場合やデビットカードは付与になります。
Suica(JREポイント)は、JREポイントでも、Suicaにチャージしても使えます。
JREポイントは、新幹線のチケットと交換できたりするわけですが、JREポイント6000Pで新幹線でどこかに往復できる企画等が準備されています。
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220705_ho04.pdf
マイナポイントでAmazonギフト券をチャージ
また、マイナポイントをJREポイントでもらっておくと、JREポイントをSuicaにチャージしてから、Amazonギフト券にチャージすることができます。
こちらの記事で、Suica(JREポイント)でAmazonギフト券にチャージする方法を紹介しています。
また、12月からは、国税がAmazon Payで支払えるようになりましたが、Amazonギフト券が支払いに使えます。
こちらの記事で、Amazon Payの使い方を紹介しています。
理由3:ポイント付与条件(即時・有効期限)
次に、各社のポイント付与条件の違いです。
チャージしてすぐもらえるポイントが人気です。
まず、ポイント付与時期の違いです。
ポイント付与時期の違い
各社によって、ポイントがもらえる時期が変わります。
PayPayのようにすぐもらえるサービスもあれば、Suicaのように翌月になるサービスもあります。
健康保険と銀行口座の登録でもらえる15000円分は、登録だけでもらえるため、利用者のお金の持ち出しはありません。
また、各社によっては、もらえるポイントに有効期限がありますので、留意点となっています。
付与ポイントの有効期限
au PAYやWAON、PayPayのように有効期限のないものや、各社ルールによって細かく決められているところがあります。
また、Suicaやmajicaなどは、マイナポイント申込前に、事前に各社のページにアクセスして、事前登録を済ませておくサービスもあります。
理由4:よく利用するお店
よく利用するお店で、マイナンポイント選ぶという理由です。
よくイオンを利用されるならばWAON、セブンイレブンを利用される場合は、nanacoといった感じになります。
5000円分のマイナポイントは、基本的に2万円利用かチャージでもらえるますが、自分が2万円分利用できるところを選ぶと、使いやすいといったことがあります。
よく利用するお店の登録先
イオンをよく利用
イオンやイオン系列のお店をよく利用される場合は、WAONかイオンカードになります。
WAONのマイナポイントのページはこちらです。
<マイナポイント事業>トップ | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト
イオンカードでマイナポイントを申し込む場合は、こちらのページになります。
イオンカードセレクト(WAON一体型)は、年会費無料で、24時間365日入出金無料のイオン銀行ATMのキャッシュカードとしても使えるため、つくっておくと時間外手数料の節約にも有効です。
セブンイレブンをよく利用
セブンイレブンをよく利用される場合は、nanacoが便利です。
nanacoのマイナポイントのページはこちらです。
「マイナポイント事業」について|電子マネー nanaco 【公式サイト】
nanacoは、現在、アップルペイで使えるようになっていますが、お使いのnanacoカードをアップルペイに読込んでしまうと、元のカードは使えなくなるため、注意が必要です。(nanacoは複数使えるため、新規アカウント作成が安全だと思います。)
ドンキをよく利用
ドンキホーテをよく利用される場合は、マジカが選択候補となります。
マジカのマイナポイントのページはこちらです。
楽天のサービスをよく利用
楽天をよく利用される場合は、マイナポイントが楽天ポイントでもらえる楽天カードや楽天ペイが選択に入ります。
楽天カードのマイナポイントのページです。
楽天カードでマイナポイント最大5,000ポイントプレゼント!|楽天カード
楽天ペイのマイナポイントのページはこちらです。
マイナポイントで25%還元!最大5,000ポイントプレゼント - 楽天ペイアプリ
理由5:よく利用する交通
よく利用する交通で、マイナポイント選ぶという理由です。
よくJRを利用されるならば、Suicaといった感じになります。
Suicaは、JR以外でも使えますので、Suicaをよく利用される方も対象になります。
よく利用する交通系
Suica
Suicaのマイナポイントは、2万円チャージで5000円分のSuicaポイント、申込みで上乗せ+1000円分のJRE POINTポイントがもらえます。
Suicaのマイナポイントのページはこちらです。
最大6,000ポイントがもらえるキャンペーン JR東日本の共通ポイントサイト
留意点
- 申込んでからチャージ
- 還元はJRE POINT
- JRE POINTは1ポイントからSuicaへチャージ可能
理由6:利用しているキャリア
利用している携帯キャリアで、マイナポイント選ぶという理由です。
ドコモならd払いかdカード、auならau PAYかau PAYカード、ソフトバンクならPayPayといった感じです。
LINEモバイルについては、LINE PayがPayPayとの統合される話もあるため、様子見としています。
キャリア系キャッシュレス
ドコモ
d払いのマイナポイントの申込方法のページはこちらです。(現在、+1000円の上乗せは復活しています。)
マイナポイントの申込みに「d払い」または「dカード」を選択してdポイントをもらおう
dカードのマイナポイントのページはこちらです。
マイナポイントの申込みに「d払い」または「dカード」を選択してdポイントをもらおう
個人的には、ドコモを長期間利用していることから、dカードも比較的長期間利用しています。
iPhone修理保証があるdカードGOLDを使っています。
このカードは年会費有料(年会費11000円)ですが、月々のドコモ利用料金の10%がポイント還元されます。
月々の利用料が9000円程度あれば元が取れるのですが、携帯料金の低下により、現在はそれほどの利用料金は払っていません。
今後、複数契約している通信料をドコモにまとめれば利用料金は上がりますが、現在のところ不明です。
dカード GOLDの場合、携帯料金に左右される要素があるため、選択から外しました。(dカード GOLDで選んでも、dカードにダウングレードするという手法はあると思います。)
この先もドコモを使い続けるという方は、d払いか年会費無料のdカードがおすすめです。
au PAY
au PAYのマイナポイントのページはこちらです。
ソフトバンク
ペイペイのマイナポイントのページはこちらです。
マイナポイントをもらうならPayPayがおすすめ! - PayPay
理由7:手続スポットや窓口サポート
理由5は、マイナポイント手続きスポットや窓口サポートがあると、それに関係した登録先を選びやすいという理由です。
現在、マイナポイント手続きスポットが各所に用意されています。
12月現在のマイナポイント手続きスポットです。
手続きスポットには、申込端末が用意されていますが、そちらで申し込んだ場合、そこでのキャッシュレスを選ぶ傾向があるという理由です。
マイナポイント手続きスポットのページです。
身内の事例ですが、ドコモのスマホ教室に通ってることもあり、その流れで、ドコモでマイナポイントの設定をしてもらい、d払いを選んだということなので、端末以外の窓口サポートもあると推測できます。
ご当地キャンペーンとの連携
また、現在、ご当地での経済対策のキャンペーンが数多く開催されており、そうしたキャンペーンでは、主にPayPay、d払い、au PAYが利用されています。
こうしたご当地のキャンペーンは還元率が高く、使わないと損なことがあるため、使用確率の高いキャッシュレスということで選ぶということがあります。
メリット的には、行政と連携して施策を行っているため、サポート面で、特に力を入れている印象があります。
12月31日まで開催の大阪市発行の20%還元のリーフレットです。
20%還元の対象キャッシュレスが、au PAYとd払いのため、auショップやドコモショップで使い方を窓口サポートすることが書かれています。
こうした連携があるため、ご当地キャンペーンを開催している市町村窓口は、対象となったキャッシュレスに詳しい傾向があります。
理由8:子どもの分も代理で申込
15歳未満の子どもの分は、法定代理人の親の方が代わりに申し込むことができます。
つまり、15歳未満の子供の分は、親名義のキャッシュレスで申込むことができるわけなんですが、親の方が申し込んだキャッシュレスと同じにすることはできません。
そのため、親の方がPayPayで申込んで、子どもの分はLINE Payで申込むということになります。
同じ決済サービスにマイナポイントを2重に付与することができない仕組みとなっているというのが理由です。
申込パターンとしては、上記1~4の視点を加味して、複数を選ぶという感じになっていますが、今のところは、ご家庭それぞれの選択になっているようです。
15歳以上の予約・申込については、やむを得ない場合には、親の方が手続を行うことができますが、特段の理由がなければ本人手続きとなります。
親の方が手続を行う場合でも、原則として本人同席のもと手続を行う必要があります。(マイナポイント利用規約第5条)
複数選択の傾向
こうしたケースでは、複数のマイナポイントを選びますが、今のところ、家族ごとにそれぞれといった感じです。
肌感的には、知名度の高いPayPayが入っているケースが多いように感じます。
また、JRで通学している子どもがいる場合、Suicaといった選択もありました。
理由9:キャッシュレスの還元率
利用ポイントが高いなどの、登録先のキャッシュレスの還元率で選ぶ理由です。
キャッシュレスの還元率は、そのキャッシュレスがスペックとして持っている基本的な還元率と、利用場所での還元率に分けて考える必要がありますが、一例として、主要コンビニでの還元率ランキング表です。
コンビニでの還元率ランキング
期間限定のキャンペーンでランキングの上位にくるものもありますが、コンビニだけに限定しますと、三井住友カードNLやセゾンカードのパールなど、常時、ランキングに登場するキャッシュレスもあります。
コンビニの決済ランキングの詳しい内容は、こちらで紹介しています。
理由10:登録が簡単
マイナポイントの5000円分の申込が、PayPayは簡単だったという話をよく聞きました。
実際に試してみると、かなり簡単でした。
PayPayはよく使われていることと、アプリのシンプルさから、マイナポイントの申込先としても、よく選ばれているようです。
こちらの記事で、PayPayで申込んで5000円分のマイナポイントをもらう方法を紹介しています。
理由11:クレジットカード支払いに充当できる
マイナポイントで選べるクレジットカードは、10月7日時点で、21種類あります。
これらのうち主なカードについて、クレカ支払いに充当できるカードをチェックしてみました。
クレカ支払い充当できるカード
JCBカードやセゾンカードはのように、カード請求時にマイナポイントが充当されます。
また、三井住友カードや楽天カードも、申込みによってポイントをカード請求時に充当できます。
他のカードは、他の電子マネー等に交換すれば、支払いに充当できる可能性がありますが、かなり複雑な手順となり、一般的な方法ではありません。
よって、三井住友カード、JCBカード、楽天カード、セゾンカードが、クレジットカード支払いに充当できるカードになります。
留意点としては、JCBカードやセゾンカードは、請求に充当されるタイミングが後になります。
また、カードによっては、マイナポイントをもらう前に事前登録する必要があります。
それぞれのカードの詳細です。
三井住友カード
↓詳細ページ
三井住友カードの案内ページです。
事前登録はVpassの登録です。
Vポイントをカード支払いに充当する方法です。
支払い金額に「キャッシュバック」|クレジットカードの三井住友VISAカード
JCBカード
↓詳細ページ
JCBカードの案内ページです。
JCBの事前登録ページです。(決済サービスIDとセキュリティコードを取得)
楽天カード
↓詳細ページ
楽天カードの案内ページです。
楽天カードの場合、事前登録は不要です。
もらった楽天ポイントの使い方としては、楽天でAppleギフトカードを購入して、1円を楽天カードで支払い、残りをポイントで支払います。
その他に、楽天カードの支払いにポイントを充当することができます。
こちらのページから申し込む必要があります。
セゾンカード
↓詳細ページ
セゾンカードの案内ページです。(決済サービスIDとセキュリティコードを取得)
セゾンカードの事前登録ページです。
この方法は、最近値上がりの激しいApple製品の購入にも使える方法です。
実質的に最大2万円が支払いから引かれるため、値上げ分をカバーできます。
こちらの記事で、Apple製品の値上げ・値下げ一覧表とApple製品価格の今後の見通しをまとめています。
理由12:長期的にも利用
最後は、これまで利用してきて、将来的にも利用し続けるキャッシュレスを選ぶという理由もあります。
長期的な事例
個人的な事例になりますが、長期間使っているキャッシュレスとして、三井住友カードがあります。(9月1日から申込を再開)
三井住友カード
三井住友カードは、複数枚利用しており、個人的にも、一番長く使ってきました。
現在は、提携カードをあわせると、8枚利用しています。
三井住友カードアプリのVpassの画面です。
現在、利用しているカードが分かります。
8枚あっても、ひとつのアプリで管理できるため、複雑な感じはまったくしません。
この8枚の中からマイナポイント登録カードを選ぶ場合、提携カード等は外して、ナンバーレスかスタンダートカードの4枚からの選択になります。
ゴールドNL(ナンバーレス)は、1年でも100万円以上利用すると、翌年以降は年会費無料となるゴールドカードですが、長期的な視点から選ぶと、年会費無料の三井住友カードNL(ナンバーレス)か以前はクラシックと呼ばれていた、最もスタンダードな三井住友カード(マスターカード・VISA)から選ぶことになります。
国際ブランドとしては、マスターカードかVISAの選択がありますが、現在はVISAの方を多く使うため、マイナポイントを登録するカードは、三井住友カードのVISAがおすすめとなります。
三井住友カードの詳細です。
三井住友カードNLの他のメリットとして、スマホのタッチ決済で、3大コンビニやマクドナルド、サイゼリヤなどが5%還元で使えることがあります。
対象のコンビニ・飲食店で最大5%還元!|三井住友VISAカード
こちらの記事で、年会費永年無料の三井住友カードNLを紹介しています。
また、1年に100万円以上使うと、年会費が永年無料になるゴールドカードも人気です
こちらのゴールドカードも、タッチ決済で最大5%還元となります。
こちらの記事で紹介しています。
関連記事
スポンサーリンク