マイナポイントの選び方 8つの理由の5月版です。
マイナポイントが始まって、情報を発信しながら、たくさんの人の選び方を見てきましたが、現在のところ、8つの選択理由があると考えています。
そこで、現在の段階で、マイナポイントを選ぶ時の理由をこの記事で整理してみました。
前提として、マイナポイントの申込みはひとり1回で、一度申し込んだら変更することができない仕組みとなっています。
また、最新のマイナポイント情報を加味しながら、月に1度程度、内容を見直しています。
目次
- マイナポイントの選び方 8つの理由
- 理由1:上乗せ特典
- 理由2:よく利用するお店
- 理由3:よく利用する交通
- 理由4:利用しているキャリア
- 理由5:手続スポットや窓口サポート
- 理由6:子どもの分も代理で申込
- 理由7:キャッシュレスの還元率
- 理由8:長期的・将来的にも利用
- 留意点
マイナポイントの選び方 8つの理由
現在のマイナポイント申込先のキャッシュレスです。(2021年12月現在)
マイナポイント登録に選べるキャッシュレスは、クレジットカードだけでなく、電子マネー、プリペイドカード、QRコード、デビットカードがあり、種類としてもたくさんあります。
現時点のマイナポイントを選ぶ時の理由です。
8つに整理しました。
- ①上乗せ特典
- ②よく利用するお店
- ③よく利用する交通
- ④利用しているキャリア
- ⑤マイナポイント手続スポット
- ⑥子どもの分を代理に選択
- ⑦キャシュレスのお得度
- ⑧長期的・将来的にも利用
複数の選択理由がありますが、選ばれる方の状況によって、最適なマイナポイントは人それぞれ違うため、選択理由も人それぞれになっています。
2021年の前半は、上乗せ特典が多かったこともあり、上乗せ特典で選ぶ方が多かったように思いますが、後半になって、様々な選び方に分化するような状況になったと分析しています。
マイナポイントの現在の状況
2022年9月末までのマイナンバーカード申請者を対象とした第2弾の期限は2023年2月末までとなっています。
今後、新たにマイナンバーカードをつくられる方にも、第2弾の政策で、5000円分のマイナポイントを付与されます。
こちらの記事で、マイナンバーカードのつくり方を紹介しています。
以降は、マイナポイントを選ぶそれぞれの理由になります。
理由1:上乗せ特典
上乗せ特典の還元率ランキング表です。
2021年4月末にマイナンバーカードを申請された方は、通常は2万円利用の25%の5000ポイントの還元がありますが、申込先のキャシュレスによっては、上乗せポイントがあります。
その上乗せポイントの多さによって、マイナポイントの登録先を選ぶケースです。
現在開催中の上乗せ
現在、上乗せポイントを出しているキャッシュレスは次の2社があります。
- スイカ(上乗せ1000円分)
- マジカ(上乗せ1000円分)
上乗せ特典で選ぶ場合、この4キャッシュレスが候補になります。
詳しい内容は、こちらの記事で紹介しています。
理由2:よく利用するお店
よく利用するお店で、マイナンポイント選ぶという理由です。
よくイオンを利用されるならばWAON、セブンイレブンを利用される場合は、nanacoといった感じになります。
5000円分のマイナポイントは、基本的に2万円利用かチャージでもらえるますが、自分が2万円分利用できるところを選ぶと、使いやすいといったことがあります。
よく利用するお店の登録先
イオンをよく利用
イオンやイオン系列のお店をよく利用される場合は、WAONかイオンカードになります。
WAONのマイナポイントのページはこちらです。
<マイナポイント事業>トップ | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト
イオンカードでマイナポイントを申し込む場合は、こちらのページになります。
イオンカードセレクト(WAON一体型)は、年会費無料で、24時間365日入出金無料のイオン銀行ATMのキャッシュカードとしても使えるため、つくっておくと時間外手数料の節約にも有効です。
セブンイレブンをよく利用
セブンイレブンをよく利用される場合は、nanacoが便利です。
nanacoのマイナポイントのページはこちらです。
「マイナポイント事業」について|電子マネー nanaco 【公式サイト】
nanacoは、現在、アップルペイで使えるようになっていますが、お使いのnanacoカードをアップルペイに読込んでしまうと、元のカードは使えなくなるため、注意が必要です。(nanacoは複数使えるため、新規アカウント作成が安全だと思います。)
ドンキをよく利用
ドンキホーテをよく利用される場合は、マジカが選択候補となります。
マジカのマイナポイントのページはこちらです。
楽天のサービスをよく利用
楽天をよく利用される場合は、マイナポイントが楽天ポイントでもらえる楽天カードや楽天ペイが選択に入ります。
楽天カードのマイナポイントのページです。
楽天カードでマイナポイント最大5,000ポイントプレゼント!|楽天カード
楽天ペイのマイナポイントのページはこちらです。
マイナポイントで25%還元!最大5,000ポイントプレゼント - 楽天ペイアプリ
理由3:よく利用する交通
よく利用する交通で、マイナポイント選ぶという理由です。
よくJRを利用されるならば、Suicaといった感じになります。
Suicaは、JR以外でも使えますので、Suicaをよく利用される方も対象になります。
よく利用する交通系
Suica
Suicaのマイナポイントは、2万円チャージで5000円分のSuicaポイント、申込みで上乗せ+1000円分のJRE POINTポイントがもらえます。
Suicaのマイナポイントのページはこちらです。
最大6,000ポイントがもらえるキャンペーン JR東日本の共通ポイントサイト
留意点
- 申込んでからチャージ
- 還元はJRE POINT
- JRE POINTは1ポイントからSuicaへチャージ可能
理由4:利用しているキャリア
利用している携帯キャリアで、マイナポイント選ぶという理由です。
ドコモならd払いかdカード、auならau PAYかau PAYカード、ソフトバンクならPayPayといった感じです。
LINEモバイルについては、LINE PayがPayPayとの統合される話もあるため、様子見としています。
キャリア系キャッシュレス
ドコモ
d払いのマイナポイントの申込方法のページはこちらです。(現在、+1000円の上乗せは復活しています。)
マイナポイントの申込みに「d払い」または「dカード」を選択してdポイントをもらおう
dカードのマイナポイントのページはこちらです。
マイナポイントの申込みに「d払い」または「dカード」を選択してdポイントをもらおう
個人的には、ドコモを長期間利用していることから、dカードも比較的長期間利用しています。
iPhone修理保証があるdカードGOLDを使っています。
このカードは年会費有料(年会費11000円)ですが、月々のドコモ利用料金の10%がポイント還元されます。
月々の利用料が9000円程度あれば元が取れるのですが、携帯料金の低下により、現在はそれほどの利用料金は払っていません。
今後、複数契約している通信料をドコモにまとめれば利用料金は上がりますが、現在のところ不明です。
dカード GOLDの場合、携帯料金に左右される要素があるため、選択から外しました。(dカード GOLDで選んでも、dカードにダウングレードするという手法はあると思います。)
この先もドコモを使い続けるという方は、d払いか年会費無料のdカードがおすすめです。
au PAY
au PAYのマイナポイントのページはこちらです。
ソフトバンク
ペイペイのマイナポイントのページはこちらです。
マイナポイントをもらうならPayPayがおすすめ! - PayPay
理由5:手続スポットや窓口サポート
理由5は、マイナポイント手続きスポットや窓口サポートがあると、それに関係した登録先を選びやすいという理由です。
現在、マイナポイント手続きスポットが各所に用意されています。
12月現在のマイナポイント手続きスポットです。
手続きスポットには、申込端末が用意されていますが、そちらで申し込んだ場合、そこでのキャッシュレスを選ぶ傾向があるという理由です。
マイナポイント手続きスポットのページです。
身内の事例ですが、ドコモのスマホ教室に通ってることもあり、その流れで、ドコモでマイナポイントの設定をしてもらい、d払いを選んだということなので、端末以外の窓口サポートもあると推測できます。
ご当地キャンペーンとの連携
また、現在、ご当地での経済対策のキャンペーンが数多く開催されており、そうしたキャンペーンでは、主にPayPay、d払い、au PAYが利用されています。
こうしたご当地のキャンペーンは還元率が高く、使わないと損なことがあるため、使用確率の高いキャッシュレスということで選ぶということがあります。
メリット的には、行政と連携して施策を行っているため、サポート面で、特に力を入れている印象があります。
12月31日まで開催の大阪市発行の20%還元のリーフレットです。
20%還元の対象キャッシュレスが、au PAYとd払いのため、auショップやドコモショップで使い方を窓口サポートすることが書かれています。
こうした連携があるため、ご当地キャンペーンを開催している市町村窓口は、対象となったキャッシュレスに詳しい傾向があります。
理由6:子どもの分も代理で申込
15歳未満の子どもの分は、法定代理人の親の方が代わりに申し込むことができます。
つまり、15歳未満の子供の分は、親名義のキャッシュレスで申込むことができるわけなんですが、親の方が申し込んだキャッシュレスと同じにすることはできません。
そのため、親の方がPayPayで申込んで、子どもの分はLINE Payで申込むということになります。
同じ決済サービスにマイナポイントを2重に付与することができない仕組みとなっているというのが理由です。
申込パターンとしては、上記1~4の視点を加味して、複数を選ぶという感じになっていますが、今のところは、ご家庭それぞれの選択になっているようです。
15歳以上の予約・申込については、やむを得ない場合には、親の方が手続を行うことができますが、特段の理由がなければ本人手続きとなります。
親の方が手続を行う場合でも、原則として本人同席のもと手続を行う必要があります。(マイナポイント利用規約第5条)
複数選択の傾向
こうしたケースでは、複数のマイナポイントを選びますが、今のところ、家族ごとにそれぞれといった感じです。
肌感的には、知名度の高いPayPayが入っているケースが多いように感じます。
また、JRで通学している子どもがいる場合、Suicaといった選択もありました。
理由7:キャッシュレスの還元率
利用ポイントが高いなどの、登録先のキャッシュレスの還元率で選ぶ理由です。
キャッシュレスの還元率は、そのキャッシュレスがスペックとして持っている基本的な還元率と、利用場所での還元率に分けて考える必要がありますが、一例として、12月の主要コンビニでの還元率ランキング表です。
コンビニでの還元率ランキング
期間限定のキャンペーンでランキングの上位にくるものもありますが、コンビニだけに限定しますと、三井住友カードNLやセゾンカードのパールなど、常時、ランキングに登場するキャッシュレスもあります。
コンビニの決済ランキングの詳しい内容は、こちらで紹介しています。
理由8:長期的・将来的にも利用
最後は、これまで利用してきて、将来的にも利用し続けるキャッシュレスを選ぶという理由もあります。
長期的な事例
個人的な事例になりますが、長期間使っているキャッシュレスとして、三井住友カードがあります。
三井住友カード
三井住友カードは、複数枚利用しており、個人的にも、一番長く使ってきました。
現在は、提携カードをあわせると、8枚利用しています。
三井住友カードアプリのVpassの画面です。
現在、利用しているカードが分かります。
8枚あっても、ひとつのアプリで管理できるため、複雑な感じはまったくしません。
この8枚の中からマイナポイント登録カードを選ぶ場合、提携カードやリボカードは外して、ナンバーレスかスタンダートカードの4枚からの選択になります。
ゴールドNL(ナンバーレス)は、1年でも100万円以上利用すると、翌年以降は年会費無料となるゴールドカードですが、長期的な視点から選ぶと、年会費無料の三井住友カードNL(ナンバーレス)か以前はクラシックと呼ばれていた、最もスタンダードな三井住友カード(マスターカード・VISA)から選ぶことになります。
国際ブランドとしては、マスターカードかVISAの選択がありますが、現在はVISAの方を多く使うため、マイナポイントを登録するカードは、三井住友カードのVISAがおすすめとなります。
三井住友カードの詳細です。
こちらの記事中で、三井住友カードと三井住友カードNLの特徴や違いを紹介しています。
将来的なことを考えると、年会費永年無料も大きな選択理由となり、年会費永年無料の三井住友カードNLか、1年でも100万円利用すると、年会費が永年無料になる三井住友カードゴールドNLも選択候補となります。
結論的には、年会費年無料の三井住友カードNLか、年会費が無料になった場合は、三井住友カードゴールドNLが、マイナポイントの登録先として向いていると考えています。
こちらの記事で、三井住友カードゴールドNLの特徴や利用レポートを紹介しています。
三井住友カードのマイナポイントは、2021年12月現在、健康保険証、公金受取口座の対応が未定となっているため、対応が明らかになってから、申込んだ方がよいと思いと思われます。
マイナポイントに関するご案内|クレジットカードの三井住友VISAカード
将来的な事例
PayPayは、シンプルなシステムであることから、今後も使い続けられると考えられます。
その理由として、PayPayはAmazonでも使えるようになり、PayPay残高が使える範囲も拡大していることがあります。
こちらの記事で、PayPayで申込んで5000円分のマイナポイントをもらう方法を紹介しています。
留意点
健康保険証・公金受取口座の対応
第2弾の新たな内容として、最大5000Pの他に、次の2つが加わりました。
- 健康保険証としての利用登録を行った方に7500円相当のポイント
- 公金受取口座の登録を行った方に7500円相当のポイント
具体的なの方法は、こちらの記事で紹介しています。
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