10月から消費増税で、適用される消費税率がたくさんあって分かりにくいという話があります。
確かに、分かりにくい面はあるのですが、仕組みを理解すると、実は簡単な話ではないかと思います。
ポイント還元制度では、還元率の違う3つのお店があって、それぞれに軽減税率があるかないかの話なので、3×2で6パターンという話にしかならないと思うんですね。
つまり、要点は、ポイント還元と軽減税率の2つの仕組みを理解するだけなんですね。
このエントリーでは、新消費税率6パターンを簡単にマスターする方法を、ステップ形式で分かりやすく紹介してみたいと思います。 ページの後半では、10月から内容に変更があるサービス関連情報(スマホ決済・携帯契約)をまとめています。
目次
新消費税率6パターン 簡単マスター法
まずは、 おさらい的な内容になります。
ステップ1:ポイント還元と軽減税率(おさらい)
10月からの消費増税では、キャッシュレス決済した時のポイント還元制度と軽減税率の2つの仕組みが取り入れられています。
とりあえず、おさえておくのは、この2つだけになります。
キャッシュレス・ポイント還元では、大手スーパーや百貨店など大きなお店では、ポイント還元はありません。
コンビニやチェーンのフランチャイズ店では、2%のポイント還元があります。
中小のお店では、5%のポイント還元があります。
また、ポイント還元がもらえるお店は、申請したお店が対象となり、お店に表示マークがつきます。
ポイント還元制度についての政府広報ページです。
軽減税率では、飲食料品と新聞に対しては、増税が適用されず、2%少ない税率となります。
また、アルコール類や配達以外の新聞は対象とならず、10%の消費税率となります。
イートインについても、外食扱いとなり、10%の消費税率となります。
軽減税率についての政府広報ページです。
では、次のステップで、簡単マスターです。
ステップ2: 新消費税率6パターン 早見表
新消費税率 6つのパターンを図にしてみました。
今回の消費増税は、10%の税率から、ポイント還元の数字と軽減税率の数字が、それぞれ引かれて、税率が下がっていくところにポイントがあるんですね。
百貨店、大手スーパーでは、ポイント還元がありませんので、購入商品に対して、軽減税率があるのかないのかになります。ない場合は10%で、ある場合は8%になります。
コンビニ、チェーン店では、2%のポイント還元があり、購入商品に対して、軽減税率があるのかないのかになります。ない場合は8%で、ある場合は6%になります。
中小のお店では、5%のポイント還元があり、購入商品に対して、軽減税率があるのかないのかになります。ない場合は5%で、ある場合は3%になります。
この仕組みをベースに、お店側やスマホ決済会社側で、それぞれの還元策がオンされることになります。
以上が新消費税率の6パターン 簡単マスター法になります。
次のステップは、正確な数字が気になる人向けの内容です。
ステップ3:実際の適用税率はもっとお得だった
適用税率の数字は、8とか6とか5とか3とかになっていますが、この数字は、実は見なしの数字で、実際の数字は、微妙に異なります。
1000円の商品を購入する事例を元に、それぞれのパターンで、正確な数字をチェックしてみましょう。
計算結果です。
表中のピンク色に塗った部分が、正確な消費税になります。
同じ8%でも、実は8%と7.8%なので、中身は違うんですね。
ポイント還元の対象店では、見なしの数字より、実質的な負担額は少なくなり、お得ということになります。
中小のお店で、飲食料品を買う場合が最もお得で、正確な消費税は、2.6%になります。
ポイント還元制度は、2020年6月までの措置ですが、その期間は、食料品を買う分には、減税といっても税率になっているのではないかと思います。
10月までに、このブログで、ポイント還元制度の最新情報を更新する予定ですが、消費税以外にも、10月から内容が変わるサービスがあります。
そうした情報についても、10月までに、ざっと目を通しておくのがおすすめです。
10月から変わるサービス関連情報(スマホ決済・携帯契約)
ポイント還元を受けるためには、キャッシュレス決済が条件となりますが、こちらの記事で、10月からのスマホ決済の還元率をまとめています。
未確定もありますが、消費増税にあわせた対応を打ち出してきています。
ポイント還元と還元税率に、各社の還元率が加わりますので、さらにお得な事態になります。
また、10月から携帯関係の契約が大きく変わります。
現在契約しているプランはそのままで、10月からの契約分になります。
まずは、iPhoneの新機種が出たところなので、欲しいと思っている方も多いのではないかと思いますが、新端末の購入プログラムが変わります。
auとソフトバンクは、内容が改善されそうですが、現在の最新情報をこちらの記事でまとめています。
また、2年縛りの中途解約違約金がかなり緩和されます。ドコモとauは、9500円から1000円になり、ソフトバンクは違約金撤廃です。
こちらの記事でまとめています。
個別の内容になりますが、ドコモ携帯料金は、現在は、dカードで支払った方がお得になる傾向が強くなっています。
こちらの記事でポイントを紹介しています。
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