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どのスマホ決済が本命なのか【最新版】5つの視点で検証 #QRコード決済  

スマホ決済は乱立気味とも言われていますが、だんだんと評価が定まってきています。

個人的にチェックしているのは、PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、d払い、Origami Pay、メルペイの6つです。

今年の1月に、どのスマホ決済を使うのがお得なのかを比較した時は、LINE Payと楽天ペイが強く、PayPayは首位を狙える位置にあると結論づけました。

参考:どのQRコード決済を使うのがお得なのか【1月版】

それから7ヶ月経過した現在の肌感覚では、スマホ決済単独では、PayPayが首位に立ち、総合的なサービスを含めては、楽天ペイd払いが、日増しに強くなっているという印象を持っています。

ただ、ここにあげた6つのスマホは、最終的に、どれが定番スマホ決済となってもおかしくないものばかりですので、今後も定期的にチェックする必要があると考えています。

このエントリーでは、還元率、ポイント施策、スマホアプリ、キャンペーン、中小店舗・地域性といった個人的に気になっている5つの視点で、2019年8月時点で、どのスマホ決済が本命なのかを検証してみたいと思います。

目次

  

1.通常還元率での比較

通常使用での還元率の比較です。

通常還元率での比較

 この視点では、PayPayとOrigami Payがポイントゲットです。

  

判断理由

判断理由となる通常使用での還元率です。

  • PayPay:3%(残高)
  • LINE Pay:0.5~2%
  • 楽天ペイ:0.5%
  • d払い:0.5%
  • Origami Pay:3%オフ(残高)
  • メルペイ:0%

PayPayとOrigami Payは、残高払いもカード支払いもできますが、最大となる残高払いの数字を採用しています。

カード支払いにした場合は、カードポイントを入れない還元率です。

PayPayとOrigami Payが、3%で最大となっています。

 

次に、PayPay、楽天ペイ、d払い、Origami Payはクレジットカードを登録して使うのも通常利用の仕方ですので、純正カードと100円で1ポイント還元されるカードをひもづけて使うという条件での比較です。

  • PayPay:4%(ヤフーカード)/ 1.5%(他社カード)
  • LINE Pay:0.5~2%
  • 楽天ペイ:5%(楽天カード)/ 1.5%(他社カード)
  • d払い:1.5%(カード登録)
  • Origami Pay:3%オフ(カード登録)
  • メルペイ:0%

 

PayPay、楽天ペイは、それぞれ、ヤフーカード、楽天カードを登録した時に、4%、5%の還元率となりますが、他社カードでは、それぞれ1.5%の還元率になります。

 

一般的な条件での比較ということで、残高払いにいした時のPayPay、Origami Payの3%が最大となり、お得となります。

 

 

次は、10月からポイント還元制度も始まるということで、各社のポイント施策です。

2.ポイント施策の比較

街場、ネットで、ポイントが貯めやすくなっているかのポイント施策の比較です。

ポイント施策の比較

 この視点では、楽天ペイとd払いにポイントです。

  

判断理由

判断理由となる各社のポイント施策の概要です。

  • PayPay:TポイントからPayPayボーナス移行
  • LINE Pay:LINEショッピング、SHOPPING GO加盟店
  • 楽天ペイ:楽天ポイント加盟店、楽天市場
  • d払い:dポイント加盟店、d払いできるネットショップ
  • Origami Pay:なし
  • メルペイ:メルカリ

 

 PayPayは、2月からヤフーショッピングやヤフオクなどでのオンライン決済に対応することとあわせて、4月からこれまで使用されてきたTポイントからPayPay残高への移行を進めています。

 

LINE Payには、膨大なLINEユーザーが使用するLINEポイントを街場でも獲得できるようにしたSHOPPING GOというサービスがスタートしています。SHOPPING GO加盟店で、マイカードを提示して買い物すればLINEポイントが貯まる仕組みです。

また、LINEポイントが貯まるネットモールとしてのLINEショッピングもあります。

 

楽天ペイは、楽天ポイントとの連携ですが、楽天ポイントは、街場では、楽天ポイント加盟店で集めることができ、ネットでは楽天市場で集めることができます。

 

d払いは、dポイントとの連携ですが、街場では、dポイント加盟店で集めることができ、ネットではdマーケットの他、d払いが利用できるネットショップで集めることができます。

 

Origami Payは、ポイントでなく割引での還元になります。

メルペイは、メルカリと連動したメルカリポイントがありますが、共通ポイント的な施策は現在のところ観測されていません。

 

現在の段階では、楽天ポイントとdポイントのポイント施策が圧倒的です。マクドナルドがこの2つのポイントを共通ポイントとして採用していることからも分かります。

LINEポイントもSHOPPING GOは、20%還元があったりしますので、注視したいところです。 

PayPayについては、現在は、Tポイントからの移行期にあたるため、もう少し見てみたい感じもします。

  

今後はポイントが、老後資金の足しとして活用されていくのではないかと、個人的に予測していますが、楽天ポイントとdポイントは、そうした方面もカバーできるのではないかと思います。 

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次のスマホアプリの出来具合は、スマホ決済の独自性が発揮される項目です。

3.スマホアプリの比較

スマホアプリに感じるお得感の比較です。 

スマホアプリに感じるお得感

この視点では、 LINE Pay、Origami Pay、メルペイにポイントです。

 

判断理由

幾つかの切り口で検証してみましょう。  

関連アプリとの連携

  • PayPay:なし
  • LINE Pay:LINEのサービス
  • 楽天ペイ:楽天ポイントカード、楽天ポイントクラブ
  • d払い:dポイントカード、dポイントクラブ
  • Origami Pay:なし
  • メルペイ:メルカリ

  

関連アプリとの連携では、PayPayは現在のところなしで、LINE Payは日々、LINE関連サービスとの連携が拡大しています。 

楽天ペイとd払いは、それぞれのポイントカードアプリ、ポイントクラブアプリと連動し、ポイント専用デバイス的な使い方もできます。

 

かざし決済対応

現時点で、かざし決済が使えるのは、メルペイ(iD)だけです。

LINE PayもAndroidスマホで、LINE Payカードをクイックペイで利用できますが、近くリリースされるLINE Pay VISAカードをメインにしようとしている感じです。

 

今後重要なポイントとして、アプリにどのようにお得感に組み込まれるかがあります。

今の時点で言いますと、アプリにクーポンがついているということになりますね。

アプリクーポン

  • PayPay:なし
  • LINE Pay:あり
  • 楽天ペイ:なし
  • d払い:なし
  • Origami Pay:あり
  • メルペイ:あり

 

スマホアプリのお得感は

アプリの単独性や関連アプリの連携よりも、現時点では、お得クーポンが、ユーザーには、お得があり、アプリクーポンを実装したLINE Pay、Origami Pay、メルペイにスマホアプリとしてのお得感があると言えます。

 

便利という視点では、PayPayのマップには、ワクワクPayPay対応のお店には、マークがついていて、操作性としては感動的なんですが、今時点では、クーポンのプライオリティの方が高い傾向があると感じています。

アプリのつくりこみ感は、PayPayが抜きんでてきた印象があります。

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スマホ決済は、キャンペーンにより、利用度があがっていることもあり、キャンペーン施策もかなり重要なポイントです。

4.キャンペーン(8月の比較)

8月に開催されたキャンペーンでの比較です。

キャンペーン(8月の比較)

PayPayとd払いとOrigami Payとメルペイにポイントです。

 

判断理由

PayPayは、8月を通してのワクワクPayPay、d払いはコンビニ限定の20%還元キャンペーン、Origami Payは家電やサーティワンでの還元キャンペーン、メルペイの月始めの70%あと払いキャンペーンが目立っていました。

  

目立った点では、d払いのキャンペーンが拡張性に優れていて、他のキャンペーンと組わせますと、思わぬ高還元率になります。 

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 還元規模としては、限定されていますが、セブンイレブンでの3社共同キャンペーンもお得感があります。

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5.中小店舗・地域戦略

 スマホ決済ならではといった、中小店舗、地域戦略の比較です。 

中小店舗・地域戦略

PayPayとLINE Payとメルペイにポイントです。

 

 選定理由

この比較は、あくまで、個人的な実地調査と肌感覚によるものになります。

PayPayの場合は、日本のローカル地域の小規模店舗にも導入されていて、驚くことがあります。都心部でも、ここにはこないだろうと思ったストリートのB級グルメにも、PayPayが最近導入されましたので、PayPayの営業展開に驚くことが多いです。

LINE Payは、鯛焼き屋さんに専用決済機が導入されていたり、スタバもマイカードで使いやすくなってたりと、特定のクラスタに向けて独自展開をしていることが感じられます。

メルペイは、商店街全体で、メルペイを導入したり、大学の生協に導入したりと、独自展開が目立ってきました。

  

 

 

最後に、以上5つの視点でのまとめになります。

5つの視点でのまとめ

 各項目で1ポイントを加算した合計点で評価してみようと思います。

1.通常還元率→PayPay

2.ポイント施策→楽天ペイ、d払い

3.スマホアプリ(お得感)→LINE Pay、Origami Pay、メルペイ

4.キャンペーン(8月)→PayPay、d払い、Origami Pay、メルペイ

5.中小店舗・地域戦略→PayPay、LINE Pay、メルペイ

 

合計点は、PayPayとメルペイが3ポイントLINE Pay、d払い、Origami Payが2ポイント楽天ペイが1ポイントになります。

 気になった視点での評価ですので、評価項目数を多くすると、結果は変わってくると思います。それでも、PayPayが首位なのは変わらずで、その傾向は強くなってきていると感じます。

また、採点の重みをすべての項目で同じにしていますが、近い将来的、ポイント施策が重要となった場合には、楽天ポイントとdポイントの価値が大きくなりますので、それにあわせて楽天ペイとd払いが強くなると考えています。

 

ただ、スマホ決済導入を考えているお店の方で、どれかひとつを導入するということであれば、現時点では、PayPayということになるのではないかと思います。

スマホ決済を導入検討されている店舗様へ PayPayなら0円で導入いただけます

  

 

 

 

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