QRコード決済は、スペックでも比較できるんですが、スマホアプリ決済の側面も強く、実際に使ってみた印象が影響すると思うんです。
還元率とかUIとか使う理由はいろいろあるんですが、ココがスゴイ! と思って使い始めることが多いと思うんですね。
このエントリーでは、実際に、5つのQRコード 決済を徹底的に使用してみて、それぞれのココがスゴイというポイントを紹介したいと思います。
目次
PayPayのココがスゴイ
ポイント1:キャンペーンの規模がデカい
あげるまでもないことなのですが、ペイペイのスゴイところは、キャンペーンの規模のデカさです。
12月の100億円キャンペーンで、かなり多くの人が100億円がなくなる時期が気になっていました。
予想面では、家電量販店の店員さんが意外と正しかったという結果になりました。
PayPayのスゴイところは、還元祭りの他にもあります。
ポイント2:ディズニーチケットが20%還元で買えた
チケットや高速バスの切符も還元価格で買えるんですね。
そのなかでも、ディズニーのチケットに人気がありました。
100億円キャンペーン終了の噂がネットに駆け巡った時、駆け込み買いにディズニーチケットをオススメする声がネットにひろがりました。
キャンペーン後は、いくつかのやんごとなき問題が噴出し、防戦一方になっているのが気になるところです。
しかし、QRコードの認知度を引き上げた功績は大きく、冒頭にもってきました。
LINE Payのココがスゴイ
ポイント1:通常還元率が3.5~5%ある
7月末までの期限キャンペーンですが、コード支払いで、還元率が3.5~5%あります。
これだけのパーセンテージがありますと、30~200円未満の買い物でも還元がついてくるんですね。
ラインペイで支払いますと、ブラックサンダー(30円)にも還元があります。他のQRコード決済には見られない特徴です。
ポイント2:LINE Pay専用のほぼ金券クーポンがでる
購入価格より1円でも高ければ使えるというほぼ金券クーポンが出ることがあります。
これです。
LINE Payからのクリスマスプレゼントとして、LINE Payの公式アカウントを友だち登録していたユーザーに、ファミマ限定の500円クーポンが付与されました。
LINE Payの公式アカウントを登録していないともらえないことと、いつこの専用クーポンが配布されるのかは分からないため、事前に登録しておくのがおすすめです。
このほぼ金券クーポンを使った時のレビューです。 スーパードライが10円台で買えました。
還元の話ばっかりではないかという気もしますので、中身もチェックしていきましょう。
これはLINE Payの隠れ人気の理由です。
ポイント3:LINE Pay残高やポイントが現金化できる
出金手数料は必要ですが、LINE Pay残高は現金化できるんですね。
文字通りのキャッシュバックとなっています。
現金化するかしないかは別として、現金化できるオプションがあるのはユーザーには重要となります。
20%還元を現金化するシュミレーション的な記事です。
ポイントもLINE Payに交換すれば簡単に現金化できます。このあたりの可変性がスゴイですね。 ライン活動してポイントを集めるインセンティブも高まります。
ポイント4:ベネフィットからエクスペリエンス重視へ
利益誘導でユーザーを獲得し続けるのは難しい面もあり、LINE Payはベネフィット型であるキャンペーンとあわせて、LINE Payによるエクスペリエンス(体験)を重視した戦略をとりはじめています。
2月2~3日に開催されるホリエモン万博2019でもオールキャッシュレス化で支払いはLINE Payのみということです。
LINE Payでの支払い体験が素晴らしいということになれば、お金をそれほどかけずにユーザーを獲得できるので、うまいやり方と言えます。
カードクラスタでは、アメックスがエクスペリエンスを重視したブランディングを得意としています。
QRコード決済が自由にプログラムできるスマホアプリ決済である性格上、その本質は支払い体験のクオリティになります。現在は非接触決済のスピードに遅れをとっていますが、エクスペリエンスでクリエイティビティーが発揮されれば、メインストリーム決済になることも夢ではないと思います。
楽天ペイのココがスゴイ
ポイント1:期間限定ポイントが無駄なく消化できる
楽天の期間限定ポイントは貯まりやすい性格がありますが、期限がすぐきてしまう印象があります。
しかし、楽天ペイを使えば、この期間限定ポイントを無駄なく消化することができます。
さらに、お年頃や思春期のシャイな方には、恥ずかしいかもしれないポイント支払い宣言もステルスで遂行することができます。
ブラックサンダーの少額カード決済もレジの人にカード払いとは分かりませんので、まったく問題はありません。
こうした決済事情に関わる心理的側面ををうまく処理したのが楽天ペイになります。
ポイント2:アプリ間連携したガジェット感あるUI
楽天ペイのスゴイところは、関連アプリとの連携です。
メイン画面には、ポイントカードアプリとポイント管理アプリが起動するボタンが仕込んであって、タップするだけで、ビヨーンと起動します。ガジェット感覚満載のUIです。
さらに、この楽天ペイに楽天Edyも統合することが発表されていましたが、続報は確認できていません。
ボタンが3つもあると、複雑にならないか心配されるところですが、LINE Payのようにシームレスに埋め込んでくるのではないかと思います。
Origami Payのココがスゴイ
ポイント1:吉野家で常時2%リアル割引
吉野家でオリガミペイ支払いをしますと、いつでも2%オフです。
オリガミの電子レシートです。
並盛、味噌汁、たまごで通常は500円ですが、オリガミ支払いには2%の割引があり、実際に支払ったのは490円です。
オリガミペイは、いわゆる還元ではなく、本当の割引なんです。
吉野家は、Tポイント加盟店ですので、この2%に、Tカードの0.5%とカードポイントの1%がのりますので、合計3.5%(約17円分)の還元になります。
オリガミペイで支払うのと支払はないのでは、約17円分の差がついてしまうのです。
吉野家行くときには、オリガミペイを使わなければいけないという思考ができてしまうんですね。
吉野家愛好家はマストハブです。
ポイント2:半額キャンペーン後にヘビロテ客が爆増?
これは、自分の行動を分析して分かったことなんですが、吉野家の半額キャンペーンの後に、吉野屋をヘビロテしてるんですね。
本当の愛好家からしますと少ないですが、1月に3回も吉野家に行っています。
いつのまにか行ってしまいましたので、オリガミペイは、ヘビロテ客をつくるのに効果的なQRコード決済ではないかと思いました。
この半額キャンペーンも、 第2弾がDEAN & DELUCA (1月下旬)、第3弾がケンタッキーフライドチキン(2月)と控えており、お店側にとっての効果が期待されています。
しかし、第2弾のDEAN & DELUCAは対象店舗が限られていて、トーンダウンした感じがしないわけではありません。第3弾に期待したいところです。
d払いのココがスゴイ
d払いは、最近つかいはじめたところなので、レビューはこれからになりますが、インストールしてみて分かったのは、セキュリティ面がすごいことです。
ポイント1:カード登録は3Dセキュア方式を採用
カードを登録しようとしますと、3Dセキュア対応のカードが必要と書かれており、それ以外は登録できないんです。
つまり、d払いにはKyashは登録できないんですね。
ポイント2:dポイント払いボタンとアプリ連携の妙
d払いも楽天ペイに負けじと、ポイント払いを標準装備しています。
これがd払いのメイン画面です。
ボタンで簡単にポイント支払い切り替えができます。
しかもすぐ横に、黄色い鳥のイラストでモバイルポイントカードボタンを実装しています。
そして驚いたことに、デフォルトが電話料金合算払いとなっているんですね。
QRコード決済マニアには評価の高い仕様となっています。
個人的には、ドコモスタート時からのドコモユーザーということもあり、d払いについてはかなり厳密にチェックしています。
最近もiD支払いでdポイントが自動でつくのかつかないのかというdポイント最大の謎を解明しました。
ドコモ携帯の歴史から考察したd払いの意味についての記事です。
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