PayPayキャンペーン終了直後に、LINE Pay(ラインペイ)が20%還元キャンペーンを電光石火で仕掛けてきたわけなんですが、その内容を見ますと、還元上限5000円であったり、全額ガチャがないことから、一見、地味なキャンペーンとして、受け止められています。
しかし、ユーザー視点から見ますと、実は、LINE Payのキャンペーンには、PayPayより優れたポイントが幾つかあるんです。
このエントリーでは、LINE Pay「Payトクspecial」キャンペーンが、PayPay「100億円あげちゃうよ」キャンペーンより優れている3つのポイントを紹介してみたいと思います。
目次
- LINE Pay還元策がPayPayより優れている3つのポイント
- LINE Payキャンペーンへのネットの声
- Payトクspecialと同時並行で展開するキャンペーン
- Payトクspecialでチェックしておきたい商品
- LINE Pay20%還元キャンペーンの留意点
(ツイッターの画像表示バージョンはこちらのページ)
まず、LINE PayがPayPayのキャンペーンより優れているポイントは次の3点になります。
LINE Pay還元策がPayPayより優れている3つのポイント
- 20%還元が現金で引き出せる
- キャンペーン期間が決まり、継続利用のインセンティブも
- 同時キャンペーンが強力バックアップ
ひとつひとつ簡単に見てみましょう。
1. 20%還元が現金で引き出せる
PayPayキャンペーンの20%還元は、1月10日にPayPayボーナスという電子マネーで、PayPay残高に付与されますが、現在のところは、この20%還元は、PayPay残高から引き出すことはできません。PayPayを通して使うしかないのです。
しかし、LINE Payの場合は、もともとLINE Pay残高から銀行口座に出金できる仕組みなんですね。
例えば、キャンペーン中に、25000円利用して、20%分の5000円がLINE Pay残高に付与されますと、手数料(216円)はかかりますが、その5000円を引き出すことができます。
キャッシュレス社会に移行する流れのなかでも、リアルマネーが必要な場合もありますので、そのニーズにうまく答えたかたちの還元策になっています。
出金に関するLINE公式の文言です。
●自分の銀行口座を通して「出金」することもできます
送金された金額やチャージしすぎた金額を現金化したいときにご利用ください。
※出金には、216円の手数料がかかります。出典:初めての銀行チャージ2,000円以上で、1,000円相当のLINE Pay残高プレゼント : LINE Pay 公式ブログ
一般論としては、いったんLINE Pay残高に入ったマネーは、そのままLINE Payで使う方が、LINE Payの通常還元ポイントから考えてもお得だと思います。
こちらの記事で、実際に現金化するまでのステップを解説しています。
次に、キャンペーン期間の設定ですね。
2. キャンペーン期間が決まり、継続利用のインセンティブも
PayPay100億円キャンペーンの場合、100億円がなくなっても、キャンペーンは終了するルールとなっていたため、結果的には、10日あまりで早期終了しました。
そのため、買いたかったものが買えなかったという声が続出しました。
しかし、LINE Payのキャンペーンの場合、スケジュールが決まっていますので、計画的なお買い物ができるというユーザーにとってはメリットがあります。
LINE Payのキャンペーン期間もチェックしてみましょう。
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Payトクspecial期間:12月14日(金)~31日(月)23:59
PayPayの期間は、10日間でしたが、LINE Payの期間は、なんと18日間あります。そしてその期間は、消費が活発になる忘年会、クリスマス、年末を見事にカバーしています。
そして、本当に、重要なのはキャンペーン後の施策になります。
ユーザーは今後も使うのか使わないのか…
PayPayのキャンペーン直後は、通常利用での還元ポイントに着目している人が多い感じでしたね。
PaPayの通常利用での還元ポイントは、現在は0.5%ですので、20%からの落差にがっくりしてしまったなんて人もいました。(ペイペイは、クレジットカードで使えば、カードの利用ポイントが加算されますので、カードの種類によりますが、通常は、合計1.5%の還元になります。)
LINE Payの通常還元ポイントは3.5~5%
しかし、LINE Payは期間限定ではありますが、コード支払いでのボーナス還元策が継続していまして、利用度にもよりますが、コード支払いの場合、通常利用の還元ポイントは、3.5~5%となっています。
この数字は、継続利用するのには十分にインセンティブのある数字になっているのではないかと思います。
ちなみに、現在ラインペイで店頭でコード支払いしますと、23.5~25%の還元率になっています。
こちらの記事で、QR決済4社の通常還元ポイントを含めたざっくりとした比較を行っています。
そして、最後に、同時キャンペーンによるバックアップです。
3. 同時キャンペーンが強力バックアップ
LINE Payは、20%還元キャンペーンと同時に、他のキャンペーンも並行して展開しています。前述したコード支払いキャンペーンもそうです。
同時並行キャンペーンでも主力とみなされているのが、割り勘くじです。
LINE Payユーザーは、ショッピングやコンビニやお茶に行って、一緒に誰かいましたら、まとめて支払って、割り勘にしたらいいんですね。
割り勘くじは、何回でも引けますので、割り勘しまくって還元額を積み上げるという戦略を立てることができます。
こちらは、LINE Payが考える割り勘戦略を分析した記事になります。
割り勘くじは、幹事にインセンティブで与える仕組みにもなっています。割り勘くじは幹事が当たりやすい説を検証した記事です。
これら3つのポイントについてのネットの声を少し見てみましょう。
LINE Payキャンペーンへのネットの声
LINEPayは現金還元できるのでかい
PayPayキャンペーンに続き、#LINEPay も20%還元始まったけどLINEPayは現金還元できるのでかいよな
— Wataru Fukuoka (@fukuwata_3480) 2018年12月15日
LINE Payは日本円化できる通貨
PayPayは「現金化できない"ポイント"」だが、LINE Payは「日本円化できる"通貨"」なんだよ。 その還元は大きいぞ。https://t.co/c7xiLWRMYj
— kaaaya_17 (@kaaaya_17) 2018年12月14日
バーコード支払い時に3.5%のポイントが素晴らしい
LINE Pay、使ってるけど還元額は2月まで表示されないのか(;^ω^)
— なごやん (@CHI0556) 2018年12月16日
けど、バーコード支払い時に、3.5%のポイントがつくだけでも素晴らしいぞ!! pic.twitter.com/cqis8YMyfi
paypay20%が終わったら最低3.5%還元のLINE Payかな
paypayの20%が終わったら、LAWSONでもファミマでもウエルシアでも使えて最低3.5%の還元のLINE Payがいいかなと思うけど、その頃またキャンペーンがあるのだろうなぁ。。
— あっちとこっち✎ (@sorasukon1) 2018年12月9日
友人からLINE Payの話を聞いてチャレンジ
某コード決済は乗り遅れたこともあったのでスルーしてましたが、友人からLINE Payの話を聞いてチャレンジ(´∞`)
— Uchida@C'est la vie (@TatsuUchida) 2018年12月16日
抽選式なので確実性はアレですが、割り勘時に自分が支払った金額が1000円以上だともらえる模様#LINE #LINEPAY #割り勘くじ pic.twitter.com/ssjD3hYpwH
東京電力の電気代の支払いが22%OFFになった
LINE Payの20%還元キャンペーンで、東京電力の電気代の支払いが22%OFFになった!(請求書支払いじゃなければ、さらに3%ポイント還元)
— コクブカメラ|iPhone先頭@au新宿 (@kokubucamera) 2018年12月15日
5,009円の支払いで1,001円のキャッシュバックに100ポイント還元!これはデカイぞー!! #LINEPay #Payトク pic.twitter.com/KIUVqjBBvo
最後に今回のラインペイの同時並行キャンペーンをラインの公式ツイートで見てみましょう。
Payトクspecialと同時並行で展開するキャンペーン
Payトクspecial
\2018年の感謝を込めて✨20%大還元‼️/
— LINE Pay公式アカウント (@linepay_jp) 2018年12月14日
12月のPayトクはスペシャルバージョン😆LINE Payにてお支払いをすると、なんとどなたでも20%還元❣️さらに還元上限額も5,000円相当にアップ⤴️
コンビニ、飲食店、ファッション、百貨店、オンラインストアなど様々なお支払いがとってもおトクになります😊✨
割り勘くじ
その場で最大1⃣万円分が当たる🎉
— LINE Pay公式アカウント (@linepay_jp) 2018年12月12日
いつもの割り勘をLINE Payにするだけ🤣
割り勘した方全員に最大1万円分❗️幹事は最大5万円分のチャンス‼️#LINEPayでわりかん
マイカラー3.5%~5%(~2019年7月31日)
LINE Payは利用度によって、与えられる特典が変わり、それをマイカラーと呼びますが、 マイカラーの最新情報が見られるページです。
コード支払いでいつでも3.5%~5%ポイント還元!お得なマイカラー: LINE Pay 公式ブログ
以上はメインのキャンペーンになります。
局地的なキャンペーンは絶えず行われていますので、LINE Pay公式アカウントが参考になるのではないかと思います。
LINE Pay公式アカウント (@linepay_jp) | Twitter
Payトクspecialでチェックしておきたい商品
Payトクspecialでチェックしておきたい商品のまとめ記事になります。
阪急百貨店の化粧品や食料品を買うのがおすすめで、PayPayでも人気のあったPS4がソフト2本つきで、実質20000円程度で買えるようになっていることが注目されます。
20%還元キャンペーンに参加中の店舗リスト
こちらの記事に、20%還元キャンペーンに参加中の店舗リストをまとめています。
最後、留意事項になります。
LINE Pay20%還元キャンペーンの留意点
今回のLINE PayキャンペーンがPayPay祭よりも優れているポイントも幾つかありますが、留意点と思える内容もあります。
現在、気になっているのは次の点です。
- 20%還元は、リアルタイムでスマホには表示されず、後日付加
- 対象外商品のただし書き表現が微妙
- チケットは対象外(ツイッターで告知)
- チャージ払いのみが対象(カードは対象外)
支払い時に20%還元付加は表示されない
20%還元が付加されたことがスマホに表示されないという問題は、対象外商品範囲と表現が微妙なため、本人は20%還元がついたと思っても、後になってみたらついてなかったというケースが発生するおそれがあります。
ちなみに、LINE Pay公式の対象外商品のただし書き文言です。
お酒・タバコ・書籍などの一部商品、処方箋が必要となる一部店舗、役所・役場、神社仏閣、介護施設などはキャンペーン対象外となることがありますので、予めご了承ください。
出典:PayトクSpecial
注意点は、ただし書きに「など」が入っていますので、20%還元がつくかどうかの判断はその場では分からず、LINE Payの裁量によるということなんでしょうね。
また、チケットやギフト券は買えません。
LINE Payでディズニーチケットは買えない
公式アカウントから発表されています。
※Payトクへのたくさんのご反響ありがとうございます
— LINE Pay公式アカウント (@linepay_jp) 2018年12月14日
・Joshinやラクマなどのオンライン支払いも対象です
・チケットや金券類の購入は対象外です
・マイカラーのポイント付与とは別にLINE Pay残高を後日付与いたします
・LINE Pay残高付与の上限は複数回のご利用でも期間中合計で5,000円分までです
こちらの記事でも、20%還元がすぐに表示されない疑問やディズニーのチケットが買えるのかといった疑問をまとめています。
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やはり、競合各社が切磋琢磨しながらキャッシュレス化が進んでいく展開が、一般ユーザーにとってもメリットがあるということなんでしょうね。
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