昨日、PayPay100億円キャンペーンが終了したばかりですが、LINE PayからPayPayキャンペーンに対抗するような20%還元キャンペーンが発表されました。
狙いすましたようなものすごいタイミングです。
早速、このLINE Payの20%還元キャンペーンの戦略と、このキャンペーンに対するネットの反応をチェックしてみましょう。
目次
(ツイッターの画像表示バージョンはこちらのページ)
LINE Pay20%還元キャンペーンの戦略は?
LINE Pay公式アカウントからの発表ツイートで内容を見てみましょう。
LINE Pay支払で20%還元・上限額は5,000円相当
\2018年の感謝を込めて✨20%大還元‼️/
— LINE Pay公式アカウント (@linepay_jp) 2018年12月14日
12月のPayトクはスペシャルバージョン😆LINE Payにてお支払いをすると、なんとどなたでも20%還元❣️さらに還元上限額も5,000円相当にアップ⤴️
コンビニ、飲食店、ファッション、百貨店、オンラインストアなど様々なお支払いがとってもおトクになります😊✨
還元額は20%バックで、還元上限額は5000円です。
実施期間は、12月14日~31日までです。月末にいつもやっている「Payとく」のスペシャル版といった感じですね。
PayPay100億円キャンペーンの上限額5万円と比べると見劣りする内容ですが、PayPayキャンペーンは現在終了しています。
ところが、LINE Payは、この20%還元に加え、割り勘キャンペーンを並行して展開しているのです。
LINE PayはPayPayに割り勘戦争を仕掛けるのか
個人的には、ソフトバンクグループの巨大な資本力に対抗するために、LINE Payは局地的な戦いを仕掛けてくると読んでいましたが、そのフィールドというのが、飲み会や忘年会で繰り広げられる割り勘です。
ラインペイのCMでやっていますよね。
また、お友達同士や家族でショッピングや喫茶店に行った時に、割り勘をすれば、キャンペーンの主力特典である割り勘くじが適用されます。
実際、友達や家族で一緒に買い物やお茶をした時に、ラインペイで割り勘して、割り勘くじにあたっている声が多数あがっています。
LINEPayの割り勘くじで1万円当たりました❤️とっても嬉しいです!🤣
— puru (@puru29630638) 2018年12月13日
当たりがたくさん出るので、家族や友達とたくさん割り勘して、くじを引いています。ブラウンのLINEPayカードを使ってます🐻#LINEPayでわりかん pic.twitter.com/NOIHktXxWT
けっこう当たりまくっているようです。
割り勘の場であれば、上限5000円という金額はそれほどハンデになりません。
つまり、LINE Payの戦略は、LINEでつながった仲良しグループによるマーケットでの巻き狩りではないかと推測されます。
仲良しグループ戦略を通してQRコード決済でのシェアをひろげていこうとしているのではないかと思います。
PayPayのキャンペーンが続いていると仮定したPayPayとLINE PayのQRコード割り勘戦争を分析した記事になります。
このLINE Payが使えるお店の代表的なものを見てみましょう。
LINE Pay 対象店舗サービス一例は?
出典:PayトクSpecial
コンビニでは、ローソンに加え、PayPayでスポットライトのあたったファミマもしっかりと入っております。同じくアインズ&トルペやジョーシンも入っています。
これが戦略というものです。
阪急阪神も入っています。ラインアップ的にもすごいですね。
オンラインでは、hontoが入っていますが書籍は除くようですね。これは残念です。
ZOZOタウンも入っています。
洋服も20%還元です。ラインの仲良しグループで思いっきり拡散されそうです。そのトラフィック量はラインにしか分かりません。
こちらの記事でも20%還元中のお店リストをまとめています。
今回のキャンペーンでチェックしておきたい商品まとめになります。
ZOZOの公式アカウントも早速つぶやいています。
ZOZOTOWN公式も思わずリツイート
ZOZOでのお買い物でも使えるLINE Payが!!
— ZOZOTOWN (@zozojp) 2018年12月14日
20%還元!キャンペーン実施中ですって。https://t.co/B6QtxiyZor
ZOZOタウンは、ユニクロのヒートテックに対抗して、ZOZOHEAT(ゾゾヒート)を発売したばかりであり、さらにセールを重ねることで、ECコマースでの圧倒的なシェアを盤石にすると思われます。
LINE Payからしますと、ZOZOTOWNユーザーを取り込めるのは大きいですね。
LINE Payで見逃せないのは電気料金払い
ラインペイは、請求書支払いができまして、九州電力とテプコの光熱費が支払えます。
通常のPayトクでは10%還元ですが、今回のPayトクスペシャル期間中は、20%還元されるんですね。送られてきたバーコードをスキャンするだけです。
以上は、先ほど発表された内容を見ての表面上の分析になりますが、当然、LINEを中心に据えた多面的・多層的な戦略が練られているだろうと思います。その射程は次第に明らかになっていくのではないかと思います。
LINE PayキャンペーンがPayPayより優れている点
現在の段階で、LINE PayキャンペーンがPayPay100億円キャンペーンより優れている点をまとめた記事になります。
次は、ネットの反応です。
LINE Pay20%還元キャンペーンに対するネットの声
LINE Payまで2割還元はじめちゃったよ
LINE Payまで2割還元はじめちゃったよ(上限額5000円だけど)
— 赤きち (@yryrrrrryryr) 2018年12月14日
LINE Pay、計ったかのように
LINE Pay、計ったかのようにPayPayのキャンペーンが終わった今日から20%還元か!
— kimunny (@kimunny) 2018年12月14日
PayPayキャンペーン終了してからすぐに始めるの賢い
LINEPayのPayPayキャンペーン終了
— アサノ (@asacoin10) 2018年12月14日
してからすぐに始めるの賢い
みんな使えるLINE PAYの方が親切
確かに、額としてはPayPayより小さいけど、恩恵に預かれない人も多かった。その点で5000円の上限はあるけどみんな使えるLINE PAYの方が親切ではある。 https://t.co/h3pmbD6lZD
— ハカセ (@sakanahakase) 2018年12月14日
LINE PAY入れるか
LINE PAY入れるか
— いいえ (@know_lls) 2018年12月14日
クレカ→kyash→LINE Pay→Google Payは強い
クレカ→kyash→LINE Pay→Google Pay
— にゃ〜ん (@kaholog_net) 2018年12月14日
これいけるなら強いぞ
さぁ、どの決済方法が生き残るかな
PayPayにせよ決済ツールの潰し合い真っ只中だよね。
— 新拓也(あらた)🚘トヨタ コネクテッドデー招待者 (@arata_takuya) 2018年12月14日
さぁ、どの決済方法が生き残るかな。
裏では凄いお金が動いてそう(^^)
LINE:モバイル決済 LINE Payも20%還元策 ただし上限はトータル5000円まで - 毎日新聞 https://t.co/Y3eX4YrBqE
コード決済の主導権を簡単に渡さない闘いだ
PayPayに対抗するLINEPayの構図
— NobuRingo (@RingoNobu) 2018年12月14日
コード決済の主導権を簡単に渡さない闘いだ pic.twitter.com/MasQHmPxbI
PayPayとLINE Payに期待!
モバイル決済もこれが普通!っていうところまで浸透すると嬉しいなー!PayPayとLINE Payに期待!
— たきさん@ちゃいなブログ (@takiyori0608) 2018年12月14日
キャッシュレス社会が粛々と進んでおります。
迎えうつPayPayの対抗手段は?
PayPayとしては、上限額を3万円程度にして、忘年会シーズンまでキャンペーンを持たす戦略もあったと思うのですが、5万円というインパクトを選んだようです。
PayPayとしては、新しいキャンペーンを投入しないと、割り勘戦争のフィールドではかなり不利になったと言えるのではないかと思います。
そして、割り勘戦争の主戦場とは、PayPay立ち上げ時期に加入した飲食店です。
超スーパードブ板営業をできるのはソフトバンク以外にない
ソフトバンクに対抗。いかにソフトバンクの力が強いかわかった。100億を10日程で使える企業は少ない。さらに、加盟店を増やすための超スーパードブ板営業をできる会社はソフトバンク以外にない。だから圧倒的な位置に立てる。
— 下村 将人 (@shimon61038234) 2018年12月14日
LINE Payが年末まで20%還元 2018年12月14日 https://t.co/ZhCYWLSN80
今回、PayPay100億円キャンペーンが早期終了したことで、PayPayに最初期に加盟した飲食店は恩恵をこうむっていません。
PayPayの忘年会にあわせたキャンペーンを予想
PayPay最初期に加盟した飲食店がメリットを感じれるようなキャンペーンがあるだろうと個人的には予想しています。
そうした特典を見て、お店に予約を入れることもあるでしょうから、お店側の期待も高いと思われます。
それに、飲み会や忘年会での話題ほど、ユーザー拡散の場はないと思うからです。
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